黒松内岳 (函館岳連夏山研修会) 東尾根コース  平成20年 6月21~22日

黒松内岳 H18.10.8-9

メンバー 会員4名,函館山の会4名,総勢8名

6月21日 曇
 13:55亀田支所集合出発。15:52登山口への林道入口,道道寿都~黒松内線駐車場着。16:05トイレの裏の小高い公園にテント設営。暖かいので外のベンチを食卓にして,持ち寄りのおかずとビール,チュウハイ等で飲み始める。夕食のスープを作り,山,山岳会,料理,四国遍路等を話題にして歓談し夕食を取る。会員それぞれのおかずを食べあい,新たな料理が有ったりで面白い。夏至なのでなかなか暗くならない。20:00過ぎに薄暗くなりテントに入る。テント内も公園の照明でランプがいらない。21:00就寝。夜半より霧雨となる。道路脇なので大型車の騒音がかなり大きく,慣れるまでうるさい。

 6月22日 曇
 5:40予定より早く,函館山の会4名がやって来たので起床。5:55朝食。6:05テント撤収。6:18黒松内岳登山口へ出発。黒松内川沿いの林道を約5.5km進む。6:33登山口着。天気は曇で山々は全く見えない。天気予報も雨は無いが1日曇の予報である。札幌ナンバーの車が1台有る。霧雨が上がったばかりの状況で,雨具上下を着用する。 6:45登山ボックスで入山届けを記入し出発。トドマツ植林帯をいきなりの急登で登る。丸太の階段を登り一気に高度を上げる。ネマガリは昨年刈られており,道幅は広く整備されている。急登が続くためか途中から右への迂回路が付けられている。トドマツ植林帯からブナ,ミズナラ樹林帯の道となり相変わらず急登を続ける。ギンリョウソウが所々に咲いている。しかし一般の花々は少ない状況で,ツクバネソウ,マイズルソウ,クルマバソウが僅かに咲いている。7:20五合目標識通過。合目の標識は2合目から付けられている。高度が上がるにつれダケカンバも現れる。次第に傾斜が緩やかになって来て尾根上の登りとなる。

 7:33~45高度500m付近ブナ樹林帯のネマガリ刈分けにて小休止。ガスが掛かり視界は悪く山々の眺望は全くない。緩やかに登り少し下り登り直して528m標高点を通過。ここから多少細い尾根の下りとなる。ブナ,ナナカマド樹林帯を下り左側は笹,灌木,草地状となる。ガスの中にタニウツギ,エゾカンゾウ,オオカサモチが咲いている。520m付近コルからは細い笹の尾根の登りとなる。エゾノヨツバムグラ,ハクサンチドリ,チシマフウロウ,カラマツソウが所々に咲き,タニウツギは満開で数多く咲き,霧の中では美しい。 やがてジグザグの登りとなると人の声が聞こえる。直ぐにブナ滝の沢から登ってきた3名と出会う。ガレ地で彼らは休憩し我々は先に登る。フィックスロープ10m程が出てくるが使用しないで登る。さらにガレと岩にフィックスが15m程張られている。ここも使用しないで登る。ネマガリ刈分け道となり右手から道が合流するが,入らないようテープが貼られている。傾斜の落ちたネマガリ道を北から回り込み頂上広場に出る。

 8:30頂上着。西の少し高い所まで刈分けがされている。頂上標識は広場にある。沢登りの3名の一人からNさんと声をかけられる。20年以上前に函館山の会に所属していて結構話したことのあるHさんである。現在は小樽GCC所属とのことである。山の会のメンバーに紹介する。ガスの為眺望は無く,行動食を取りながらメンバーと話して過ごす。
 9:00記念写真を撮り下山開始。フィックスロープの箇所は慎重に使用しないで下る。登りには撮れなかった花々の写真を撮りながら,のんびりと下る。山の会のメンバーは先にどんどん下る。我々は写真を撮りながらも,余り遅れないようにと下る。急な尾根の下りに入ると次々と登山者と出会う。あすなろ山岳会を含め3パーティー?25名?程と出会う。休まずに下山を続け10:04登山口に下山。10:20出発。10:40黒松内温泉着。
 11:00開場との事でしばらく待つ間に付近で騒ぐアオサギを見る。10:50には入れてもらう。10:55~11:45温泉入浴で汗を流す。休憩室で昼食を取りのんびりとメンバーと世間話をしたり,函館山の会と近況を話して過ごす。小樽GCCも来ている。
 12:20函館岳連夏山研修会はここで散会。12:30函館へ出発。14:45亀田支所にて解散。

  函館岳連夏山研修会の内容としては,特別に紹介するものは有りません。企画された段階から目的を明確にしてないので仕方ないものと思います。参加した山岳会,メンバーが各自それぞれ研修会である事を認識し,行動してもらえたならば意義の有る事と思います。
 残念ながら天気に恵まれずガスの中,眺望の無い尾根登りを下って来ました。花々は少ない状況でしたが,ギンリョウソウ,タニウツギは多く咲いており,楽しむ事が出来ました。                                      (N記) 

 

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