黒 松 内 岳 東尾根コース 平成18年10月8日〜9日

黒松内岳 H20.6.21-22

メンバー 会員4名,会友1名,他1名

10月8日 曇時々小雨
 台風から変わった温帯低気圧と前線の影響で,天気が不安定の中14:25亀田支所出発。16:35登山道への林道入り口,道道寿都〜黒松内線駐車場着。直ぐに矢萩らと合流。トイレ上の公園にテント設営にかかる。雨が降り出し急いで設営し16:50完了する。この頃には雨が上がりあまり濡れずにすむ。17:00よりテント内で各自持ち寄りのおかずで飲み始める。今回も参加者それぞれのおかずが出され色々食べながら,すり身汁を作り夕食となる。酒もビール,チューハイ,ワイン,日本酒と色々あり好みのものを飲む。昔の山の話,食べ物の話等で楽しく歓談する。20:00就寝。夜でも交通量が結構あるため,道路に近いことから車の騒音が意外とうるさい。

10月9日 晴
 5:40起床。6:10から昨夜のすり身汁で朝食。風が多少有ったのでテントは乾いており6:30撤収。6:46出発。黒松内川沿いの林道を進む。7:00登山口駐車場着。天気は多少雲が有るが晴。山行を1日遅らせた事が正解であった。7:15登山ボックスに届けを出して出発。出だしからの急な丸太階段の登山道を登る。トドマツ植林帯の急登を黙々と登る。途中右手に入るブナ林迂回コースが有り,またこの登山道に合流する。
 やがてブナ樹林帯となるが急登は続く。両側の根曲がりは刈払いされており,また一昨年には無かった合目表示の標識が設置されている。花々は終わっておりコガネギクが僅かに咲き,所々でツルリンドウが紫の実を付けている。次第に傾斜緩くなりブナ,ミズナラの尾根道を登る。紅葉にはまだ早くまだ緑の葉が付いている。所々にはツキヨダケ,その他名前の解らないキノコが枯れ木に付いており,秋の気配を感じる。
 8:00〜15尾根上の視界の開けた500m付近で小休止。北側には黒松内市街地等が眺望できる。ニセコ連山は雲の中である。ここから緩やかに登りやがて西正面に黒松内岳が大きく見え始める。次第にダケカンバ,ナナカマドの尾根を下り始める。根曲がり刈分けの道を下りコルを通過し,緩やかに笹の刈分け道を登る。樹木の無い笹の細い尾根道を頂上目指して登る。次第に急登となりジグザグを切って登り,10mフィックスロープの張られた


所を過ぎさらに登るとガレの岩の急斜面に出る。ここにもフックスロープが20m程張られている。登りにはフックスは必要に感じない場所であるが,下りには有れば安心である。根曲がり刈分け道となり直ぐに北側に下る刈分け道と合流するがピンクテープが張られている。 北から回り込み8:52黒松内岳頂上着。根曲がり刈分けの頂上で南西のコブの方がどう見ても高い状況である。道が無いので根曲がりを漕いでまで行く気はない。南西には長万部岳が見えるが,他の山々は雲の中で見えない。風も無く朝日に当たり暖かく,のんびりと行動食を取り,記念写真取ったりしながら休憩する。
 9:30下山開始。9:35〜40岩混じりのガレ場はフィックスロープで慎重に下る。落石を起こさないよう注意が必要である。後は問題ないので眺望を楽しみながら下る。コルから登り返して520m付近の尾根をダラダラと下り,次第に傾斜の増した尾根を下る。  10:30〜40ブナ樹林帯の尾根上350m付近で小休止。のんびりとトドマツ植林帯の階段を下り10:57登山口に下山。親子2名が来て登って行く。11:10黒松内温泉へ出発。11:30温泉着。11:35〜12:30入浴。大広間で昼食を取りのんびりと休憩する。13:00出発。15:30函館着。
休憩も含めて往復4時間程のハイキングで登れる山ですが,尾根取付きからの急登,頂上間近の岩とガレ場のフィックスロープの下り等,多少緊張感もあり気楽な山行を楽しむことが出来ました。東尾根からの山容も大きく見える山です。

inserted by FC2 system