長 万 部 岳 七曲がりコース       平成19年11月17日~18日

長万部岳 H20.5.24-25

メンバー 会員7名

11月17日 曇後雨
 13:55亀田支所出発。16:10旧大峰温泉着。16:25無人温泉玄関前の屋根の下の舗装された所にテント設営。16:30よりすり身汁を作りながら,各自持ち寄りのおかずで飲み始める。ワイン,ビール,Sさん差し入れの濁り酒等を飲みながらの夕食となる。17:00頃より雨となるが,屋根の下なので安心して宴会を続ける。18:30過ぎよりテントの下に水が入り始める。テントの場所が低く水が集まるようである。
19:00旧温泉のロビー,部屋を偵察し死んだ虫,ゴミ,埃が有るが一夜の宿には十分な事が判り移動開始。トイレも十分使用出来る状況である。時々誰かが泊まっている気配も有る。テントは張ったままで19:20より部屋に入り宴会の続きとなる。暖房が無いので着込んで対応する。21:20頃には就寝。

11月18日 小雪
 6:50起床。夜中に雨が雪に変わっており,積雪3cm程である。7:10~20テント撤収。7:25~40昨夜のすり身汁で朝食。7:55出発。8:00車止め240m付近着。登山ボックスで届けを記帳し8:15出発。天気曇の多少湿った小雪で雨具上下を着用する。高い山々はガスの中で全く眺望は無い。トドマツ帯の中の林道を歩き,次第に雑木林の林道を歩く。鉱山川の2本目の橋が決壊しているが,問題なく渡る。8:45七曲がりコース登山口着。左手先には長万部山岳会のうすゆき山荘がある。
 8:55出発。積雪5cm程の林道をジグザグを繰り返して登る。多少風が有るが小雪のちらつく中を黙々と登る。気温は低く完全な冬山の状況である。9:30広場に高い鐘とベンチ,テーブルがそれぞれ2基設置されている,鉱山跡を通過。晴れている時には長万部岳が美しく眺望できる場所である。
 ここから細い登山道となり古いザラメの積雪に新雪が20cm程で,部分的に道が不明瞭な場所を登る。次第に幅の広いネマガリ刈分け道を登る。高度が上がると部分的に積雪の重みで,ネマガリが道に被っている場所を搔き分けて進む。積雪は30cmを越えて冬山のラッセルとなる。10:10~20七合目高度650m付近で行動食,水分補給をしながら小休止。ここからは尾根をトラバースしたり,小沢を渡ったりしながら進む。積雪50cm以上となり雪で倒れたネマガリ,雑木の枝等を搔き分け,下を潜ったりしながら進む。特に凹状の道は両側から倒れているのでやっかいである。
 10:35凹状の道の先が雑木,ネマガリが倒れ込んで道が解らない状況となる。高度700m付近でこれ以上の藪こぎとラッセルは,時間が掛かると判断し下山を決定する。気温は低く雨具の雪は凍り付いている。写真を撮り10:40下山開始。登りのトレースを辿り下るが,登りの様な苦労は無く快適に下る。11:05~10鉱山跡広場で小休止。寒くなり長く休んでいられない。

 七曲がり作業道を坦々と下り11:30うすゆき山荘着。11:45まで昼食を取り休憩。
積雪の少ない林道を黙々と歩く。12:15全員車止めに下山。12:28函館へ出発。14:30亀田支所にて解散。
 本格的な寒気となり雨から雪になりました。高度600m以上は17日も湿雪で,さらに18日の積雪で樹木,ネマガリが倒れている様に感じました。予想以上の積雪で後半は本格的な冬山状況でした。計画では20cm程度の積雪を予想してましたが,今回程の積雪は予想外でした。装備計画は本格的な冬山仕様でしたので,問題は無かったと思います。今回は空き屋となっている温泉施設での宿泊,予想外の本格的冬山とそれぞれ楽しむことが出来ました。                                   (N記)

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