横 津 岳 (七飯スノーパークスキー場から北尾根コース)
 平成23年1月23日

メンバー 会員6名

 1月23日 晴後曇後晴
 7:55亀田支所出発。8:35七飯スノーパークスキー場着。8:50七飯からの2名と合流。ゴンドラ乗車券を購入後,登山計画書をスキー場事務所へ提出。今日は天気も良く大勢のスキー客で賑わっている。9:05ゴンドラ乗車。駒ヶ岳を眺めながら,今日は頂上への行けると期待する。9:22ゴンドラ頂上駅着。横津岳頂上アンテナ等は青空の中に白く輝き登高意欲が高まる。9:30シール着用で登高開始。圧雪されたゲレンデをシールを利かせて登る。


ゴンドラ乗り場

ゴンドラ頂上駅から

ゴンドラ頂上駅からの横津岳頂上

 9:40リフト下車地点955mを通過し,緩やかに下った地点から北尾根に入る。ダケカンバ樹林帯の中に昨日のスノーシュのトレースが付けられており,ラッセルの苦労は全くない。ダケカンバ樹木にフンワリと雪が積った幻想的な雰囲気の中を登る。左手に精進川の谷を見ながらトレースを辿る。980m~1020m付近は傾斜がきつくスノーシュウのトレースは登れず,新雪を膝までのラッセルでジグザクを切って登る。やがて傾斜も緩み北尾根1035m標高点付近通過しダラダラとダケカンバ帯を進む。10:08高度1040m付近の樹木の少ない開けた地点でトレースは切れる。精進川への斜面をボードで滑ったトレースが確認できる。ここからは新雪の膝までのラッセルとなり,ダケカンバ樹林帯の中,見通しの利く場所を求めて緩やかに下る。平坦な1025mのコルは所により樹木が混んでおり右に左と迂回しながら進む。要所要所には赤布の標識を付けながら進む。 10:25~40高度1050m付近にて行動食,水分補給をしながら小休止。天気はガスってきて先の眺望は無くなってきている。ここからも傾斜の緩いダケカンバ樹林帯のラッセルを続ける。
 10:52高度1080mの小さなコブに出る。ここからガスと風は強くなり,ダケカンバも疎林となる。緩やかに下ると積雪の少ない笹原を多少ボコボコと埋まりながら進む。視界が悪いので赤布を付けながら進むが,やがて樹木も無くなる。雪上の突起に赤布を付け登る。晴天ならば頂上手前のアンテナ基地が見て登る箇所である。ガスの中に頂上手前のアンテナ基地1130m付近が現れ11:10着。視界20m程のガスと強風の為,目と鼻の先の頂上は断念と決定する。建物東側で風を避け小休止し,地図,磁石で帰路のコースを確認する。


晴天の中

新雪の膝膝までのラッセル

 11:18下山開始。2名はシールを外し残りはシール着用で,逆風の強い西風の中,赤布を回収しながら,トレースを確認して下る。積雪が少ない分,風が強いことを再確認し慎重に下る。11:30高度1080mコブから樹林帯へ下ると,風は弱まりトレースも明確となりのんびりと各自の技量でスキーを滑らせる。11:35~55高度1040m付近で昼食。温かい飲み物を飲み,行動食を取りながら休憩する。ここから少し下ると緩やかな登りがダラダラと続く。シール組は快調だが外した組は多少苦労しながら登る。1040mからは新雪の滑降となり,急斜面は大きく回り込みながら快適にスキーで滑る。傾斜が緩み緩やかな登りを登る。
 12:45リフト下車地点955m着。12:50全員揃いゲレンデの滑降開始。メンバー各自のスキー技量により,ゲレンデ滑降を満喫しながら慎重に滑る。13:45最後のメンバーがゴンドラ乗り場に下山。下山報告を事務所にして4名は14:00流山温泉へ出発。この頃には横津岳頂上方面は晴となっている。14:15~15:05温泉入浴。スキー場で入手した利用券で380円で入浴。この入浴料ならまた来ることもある温泉である。15:40まで休憩室で歓談しながら飲食する。16:20亀田支所にて解散。


1050m小休止

ガスと強風の中

1130mアンテナ基地

 出発時の晴天と天気予報からは,予想出来ない頂上付近のガスと強風の為,横津岳頂上は断念しました。雰囲気の良い新雪の冬山情景と新雪のスキー滑降を楽しむことができました。また視界の悪いガスと強風の中の行動の厳しさを体験出来ました。冬山の天気は安定することが少ないので,荒天を想定した計画,装備で実施する必要があります。    (N記)

        

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