砂 蘭 部 岳 北尾根730mまで
 平成23年3月26~27日

メンバー 会員2名

  3月26日 晴
 15:30七飯町出発。17:00砂蘭部川右岸の舗装道路の終点近く左へ入る林道(大新線)に入る。17:03トドマツ造材跡地170m付近に出る。17:20適当な場所にテント設営。18:00豚汁の夕食を取りながら,ワイン,ビールを飲み歓談する。21:00就寝。満天の星空である。


テント場

渡渉地点を探す

渡渉地点

 3月27日 晴
5:00起床。5:30~50朝食。テント設営のままスキー着用で6:40出発。林道は除雪されているが残雪が有る。緩やかに下った地点で除雪終点。その先林道は崩壊しており,仕方なく左岸へ6:55~7:00倒木の上を渡る。左岸を進むと直ぐに先へ進めない状況となる。早めだが右手268m標高点の尾根上に登ることにする。7:10高度220mからスキーを担ぎ急斜面を登る。
7:23~30尾根上250m付近にてスキー着用。ブナ樹林帯を北に進むが小沢状を避けて進む内に東よりに進む。7:55尾根を下り8:00雪の小沢を渡り365m標高点の尾根を目指す。次第に傾斜はきつくなり290m付近からスキーを担ぎブナ,ダケカンバ樹林帯の急斜面を登る。樹木が無ければ登らない斜面である。傾斜の緩んだ330m付近に出て8:20~30スキーを着用し小休止。天気快晴絶好の登山日和である。予定の尾根に入れず西の広い尾根に入った事を確認する。傾斜の緩いダケカンバの尾根は次第にトドマツ植林帯となり,細い作業道も現れ道なりに進むが,道が曲れば直進して所々標識を着けて進む。
 8:52広い作業道380m付近に出る。作業道通りに南に進みやがてトドマツ帯の脇など尾根上の東側を登る。トドマツ帯,ダケカンバ帯の中を登る。400m付近からは目的の北尾根に入った事を確認する。ここまであまり新雪は多くなかったが,次第に10~20cmの新雪となってくる。雪の表面が融けシールに付くようになる。新雪が団子状となりラッセルに苦労しながら登る。


スキーを担いで登高

尾根上250m

他の会員と会う

 9:27~45尾根上500m付近で小休止しながら,シールに付いた雪を取る。古いシールは特に雪がへばり付いている。休憩中にH山の会の4名がやって来る。330m付近で人の声が聞こえていた。ここまで3時間が経過し予定より1時間以上遅れている。ここからは4名に先行ラッセルをしてもらいトレースを辿り登る。530~600mは多少急斜面でジグを切って登る。600m以上はダケカンバ帯となり傾斜の緩い登りだが,再びシールに雪が団子状に付き始め,スキーを蹴って雪団子を落としながら登る。10:30尾根上ダケカンバ帯730m付近着。ここで我々は先に進んでも2時間で登頂は不可能と判断し下山を決定する。4名は稜線までと登って行く。暖かい中のんびりと行動食を取り休憩する。
 11:00シールを外し滑降開始。多少湿った新雪をボーゲン等で慎重に滑り下る。樹木が少ない適当に広い斜面はスキーには最適である。傾斜の増した樹林帯地点は斜滑降,キックターンで下る。この付近でスノーモービル6~7台が登って来た。11:35高度500m通過。緩やかな斜面は快適に滑る。390m付近から広い作業道へ下るH山の会のトレースを下る。小さなドドマツ植林をトラバースしたり作業道を滑って下る。途中から道を離れ下ると湿地帯に出る。ここから登り返して登ると270m付近の我々のトレースに出る。12:25~35ここで小休止。緩やかに尾根を下り最後はスキーを担いで急斜面を下る。13:05~10倒木の上を渡り渡渉。林道に出るとH山の会のトレースが有り作業道通り下って来たと思われる。13:25~35テント設営地に下山。テント撤収後13:55出発。15:20七飯町着。


600m付近のダケカンバ
最高到達730m付近
崩落場所

 天気快晴の中の登山でしたが,計画の林道を利用出来ず,尾根下部の2箇所でスキーを担ぐ急斜面の通過と,シールの着雪で時間と体力を消耗しました。4時間の行動で730m付近までしか登れず登頂は断念しました。次回は他の林道から北尾根を登りたいと思います。                                       (N記)

        

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