蝦夷松山(函館岳連冬山研修会) (笹流れ鉱泉コース)
 平成23年3月6日

メンバー 会員5名他H山の会10名,I山岳会1名,総勢16名

  3月6日 曇
 7:00亀田支所出発。7:10陣川町こぶし座前着。すでに2名が来ている。7:30までには全員集合。今朝方の雨は山では雪であった様で2cm程の湿雪がある。7:45出発。スキー,ワカン,スノーシュー,ツボ足各自の判断で歩き出す。笹流れ鉱泉への作業道を進む。7:55十字路を右へ進む。遍路路の番号が付けられた石仏を見ながら進む。8:05左手へ下る鉱泉分岐通過。直ぐ先の二股を右股に入る。冬枯れの雑木林帯の中傾斜が増してくる。尾根上に出ると傾斜は緩み凹状の古いトレースの跡を進む。320m付近からトドマツ帯の中の急な道を登る。直ぐにトドマツ帯をトラバースとなりやがて下りとなる。私はスキーでジグを切って下る。

登山口の栗の大木
十字路分岐右へ行く
鉱泉先の二股右に進む

 8:20小沢渡渉点330mをスキーを外して渡る。小沢,凸凹のある状況の中,雑木林帯の中の古いトレースに従い小さな上り下りで進む。所々にはトドマツ植林帯が出てくる。湿雪がシールに付き団子状となりスキーが滑らず苦労しながら進む。原因は使用限界のシールの毛が抜けている為である。400m付近では左へ曲がり急登を登る。傾斜が緩みトドマツ植林帯の中を直線的に登る。相変わらずスキーは滑らず苦労しながら登る。450m付近からも傾斜がきつくジグを切って登る。
 8:55ゴルフ場からの作業道490m付近に出る。行動食を取り休憩し,スキーはここにデポしワカンを着用する。9:15出発。トドマツ植林帯を古いトレースを辿る。9:20蝦夷松山の南東520m付近の樹木の少ない開けた場所に出る。蝦夷松山の眺望が良く全員の記念写真を撮る。ここからは蝦夷松山を目指しダケカンバ等疎林帯を登る。600m付近からは北にトラバースしながら進む。9:40~45蝦夷松山が右手背後に見える610m付近でスキーメンバーはスキーをデポしスノーシューとなる。稜線を目指し疎林帯の急登を登る。9:53大きな岩の北の稜線に出る。岩と灌木の稜線を南に向かう。多少岩のある箇所もあるが灌木等手掛かりも多く,慎重に稜線を歩く。


小沢渡渉点

蝦夷松山南520m付近
稜線への登り630m付近

 9:58までに全員頂上着。広くない頂上だが16名は集まれる。予定より1時間以上早く頂上に着く。全員の記念写真を撮ったりして過ごす。函館市街地は霞んで眺望出来る。10:10下山開始。稜線は慎重に通過し急斜面は適当に下る。10:15~30スキーデポ地610mにて行動食を取り水分補給で休憩する。ここからはスキーは快適に下る。
 10:45~50作業道にて小休止。ここからの下りはスキーメンバーは慎重に下る。急斜面はジグを切ったり,小さな沢状は横滑り,平坦地もボーゲン等なので快適に滑ることは出来ない。ワカン等のメンバーは遙かに体力の消耗が少なく,時間もかからなく快調に下る。
 11:20~25小沢渡渉点通過。スキーメンバーはトドマツ植林帯を登らずに大きくトラバースしながら尾根の腹を巻く。11:38作業道に出る。慎重に作業道を滑る。11:43鉱泉分岐通過。十字路から雪の無い箇所も有り慎重に滑る。11:55全員こぶし座前駐車地点に下山。12:05現地にて解散。


稜線を南に頂上を目指す

蝦夷松山の頂上

南の広場からの蝦夷松山

 曇り空のすっきりしない天気でしたが視界の有る状況の中,ラッセルの苦労もなく,短時間で蝦夷松山を登ることが出来ました。函館岳連の冬山研修会は毎年実施されており,研修目的は決まってませんので,参加者それぞれが研修目的を考えて参加しているものと思います。16名の山の考え方,体力,技術が異なるメンバーが集まり,行動することは,互いに参考になる部分が多数有ったと思います。                  (N記)

        

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