昆 布 岳   (南尾根コース)
 平成22年7月24~25日

メンバー 会員4名

 7月24日 曇
13:55亀田支所出発。道道豊浦美和線からの登山口への道道を間違えて入り,途中から道道新富神里線へ出て16:45登山口駐車場着。トイレも有る広い駐車場である。16:55テント設営。17:10より味噌汁を作り,持ち寄りのおかずで夕食となる。ビール,焼酎を飲みながら歓談して過ごす。新入会員2名は初めてのテント泊との事。20:00就寝。気温が高く寝袋には入れずかけて寝るが,夜半から涼しくなる。


シロバナニガナ(白花苦菜)

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)

ハイオトギリ(這弟切)

 7月25日 曇後晴
 3:55起床。4:15朝食。テントは乾燥の為張ったままにし,駐車に支障の無い場所に移す。4:55出発。農家の物置の右手からの道を入ると直ぐに作業道に出る。登山ボックスで記帳し,広い作業道を進む。5:10造成された雑草の生えた原野状に出る。道は無くなり地図で確認しながら原野状を高度310mまで進み道を探すが見つからない。戻り左の道を入るとやはり原野状に出る。高圧電線の管理道路を東の電塔まで行くが見つからない。仕方なく登山口近くの高度280mまで戻ると東への多少細い作業道が有り10m程進むと昆布岳への標識が有る。約30分をロスする。5:25出発。高圧線2本の間は針葉樹の伐採がされた中を進む。


ヤマハハコ(山母子)

ノリウツギ(糊空木)

コガネギク(黄金菊)

 5:331合目310m付近からは,白樺樹林帯の道幅2m程の緩やかな道を登る。道脇にウツボグサ,ミヤマトウバナが咲く赤土の滑り易い道である。5:482合目400m付近通過。樹林帯の中の緩やかな登りで眺望が利かない登りで,合目の標識と地図,高度計で現在地を判断し登る。ハナニガナはポツポツ,名前の知らない大きなアザミが多く咲く道である。6:03~07高度450m付近で小休止。6:093合目500m通過。6:18作業道550m付近を横断する。ダケカンバ樹林帯の滑り易い道を登る。6:294合目630m通過。6:455合目690m通過。ヤマブキショウマが少し咲いている。697m標高点コブからは下りとなり6:53東側右手に穴の開いた岩(メガネ岩)を見ながら下る。6:55コル670mを通過し登りとなる。


岩場手前の登り

岩場の登り

昆布岳頂上を望む

 7:05~156合目710mにて行動食,水分補給をしながら小休止。相変わらずの緩やかなダケカンバ樹林帯を登る。7:307合目750mを通過。ダケカンバ樹林帯は変わらないが,次第に道脇の花々が変わってきてエゾノヨツバムグラ,ハイオロギリ,ヨツバヒヨドリ,ヤマハハコ,ツレサギソウ?等が多く咲いてる道を登る。7:488合目通過。天気は良くなり樹木の間からは青空が見える。花々の写真を撮りながらのんびりと登る。
 8:05~159合目900mにて小休止。1名が追いついて来て話すとやはり迷って道を探して来たとの事。ここからヤマブキショウマ,オニシモツケ,ヤマハハコの咲く道を少し登ると,眺望が開け登って来た尾根,東側の尾根等が見える。尾根越には羊蹄山も眺望出来る。8:23トラロープの張られた階段状の岩場2.5m高度950m付近を通過。南尾根の西側に出て登る。ここからは昆布岳頂上が良く見え,頂上標識も確認できる。アザミ,ハイオトギリ,シロバナニガナの咲く笹刈分け道を登る。
 8:40頂上着。天気晴,北には羊蹄山,雲のかかったニセコ連山等が眺望出来る。先行した1名と話して過ごす。7月から道東の山々から南下し,道内の山々を登っており,明日は長万部岳との事。今年は雨に遭うのが多かったと話す。気温は高く暖かいのでのんびりと行動食を取り,記念写真を撮り過ごす。


頂上からの羊蹄山

頂上にて

頂上(羊蹄山をバックに)

 9:15下山開始。登って来た南尾根を見ながら笹刈分けの道を下る。9:349合目通過。ここからダケカンバ樹林帯で眺望は無くなる。黙々と下るのみ。9:448合目通過。9:567合目通過。10:15メガネ岩横通過。10:18~23高度680mにて小休止。10:304合目通過。次第に赤土の滑り易い道となり慎重に下る。10:35作業道横断。11:07作業道に出る。11:15駐車場に下山。道路脇にはキツリフネが咲いている。早々にテント撤収。11:35豊浦温泉へ出発。11:53温泉着。キャンプ場は賑わっているが温泉施設は程々である。12:00~12:55温泉入浴。鉄分の含んだ温泉である。入浴料500円。大広間で昼食を取り休憩。13:35函館へ出発。15:50亀田支所にて解散。


頂上標識

頂上からの下り

キツリフネ(黄釣船)

 晴の良い天気に恵まれ,ほぼ計画通りの時間で登る事が出来ました。登山口から広い作業道を進み,道が無くなり地図を確認しながら道を探しましたが見つからず,戻ってなんとか見つけるまで30分かかりました。事前調査を怠った事もあり仕方なかったのでしょう。やはり最新の情報を出来るだけ集め,対応するようにしたいと思いました。    (N記)  

◎コース概念図

     

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