毛無山函館山岳連盟冬山研修会(北尾根コース )
 平成22年2月21日

メンバー 会員6名,HY3名,IK3名,総計12名

 天気予報は高気圧の張り出しによる晴後曇で,まだ薄暗い5:53亀田支所出発。6:18七飯役場で3名合流。6:40国道227号二股岳登山口駐車場着。7:00までに各山岳会集合。7:15出発。ワカン,スノーシュー着用で除雪の山を進み,毛無山登山道に入る。天気晴で青空が広がる絶好の冬山登山日和である。7:25大野川の吊り橋通過。歩行板は撤去されており細い鉄骨を慎重に渡る。新雪30cm程のラッセルをしながら夏道状を登りトドマツ植林帯を直進する。7:40植林帯終わりが北尾根取付きでブナ,ナラ等の樹林帯の急登ラッセルとなる。直登すると太股を越えるラッセルで,仕方なくジグザグを切ってラッセルを続ける。樹木が無ければ絶対登らない急登である。斜面の傾斜の緩い箇所を登り東側の尾根上を目指す。尾根上に出ると傾斜は多少緩くなり樹林帯をラッセル交替しながら登る。

 8:25~40尾根上480m付近で小休止。ここから502mコブ西側をトラバースしながら登りやがて大石沼東側への尾根を下る。樹木は混んでいない状況で8:50大石沼東の尾根を切った箇所を通過する。東に沢状を見ながら樹林帯の緩やかな尾根を登る。次第にトドマツ植林帯の登りとなり所々に標識布を付け,トドマツの開けた場所を求めて登る。新雪のラッセルは相変わらずだが,天気が良いので現在地の把握は楽である。緩やかに少し下り9:10尾根上の560m付近コル通過。ここでトドマツ植林帯は終わる。570mからはブナ,ダケカンバ等疎林帯の急登をジグザグを切りラッセルする。次第に稜線が見え始め東へ寄りながら登る。
 9:35~45稜線660mで小休止。青空の中に二股岳,駒ヶ岳,木地挽山等が眺望出来る。ここから640mコルまで下り,毛無山の尾根に取付く。西風が強い為所々固雪の部分も有るが吹き溜まりは軟雪である。700m以上は傾斜も緩くなりダケカンバ等疎林帯で

 のんびりとラッセルしながら登る。平坦な小さなコブを2個越えて進む。頂上が近づくと山の会の東尾根スキー隊7名が見える。
 10:20~25毛無山頂上着。平坦な頂上はどこが頂上か解らないが,地図の標高点は北側にある。快晴に近い青空で微風の中,総勢19名の賑やかな頂上となる。風を避けて東側に下り歓談しながらのんびりと昼食を取る。北側には二股岳,駒ヶ岳,東には木地挽山,等が眺望出来る。11:05記念写真を撮りスキー隊と別れ下山開始。

 登りにラッセルしたトレースを坦々と下る。眺望出来る山々の写真を撮りながらのんびりと下る。11:33稜線コルの上660m付近通過。大石沼への下りとなり急斜面のジグザグは直線的に下る。トドマツ植林帯は絵になる景色なので写真を撮りながら下る。付けた標識布も回収する。12:03~15大石沼にて小休止。502mコブまで登り返し,後は北尾根をどんどん下る。最後の急斜面は直線的に滑ったりして下る。12:38尾根取付き通過。12:43吊り橋通過。12:50~53駐車場に下山。13:03最後のメンバーも下山。13:05現地解散。13:45函館着。

 快晴に近い晴,微風の良い天気に恵まれ厳冬期の毛無山を楽しむ事が出来ました。函館岳連冬山研修会の目的はワカン,スノーシューラッセル訓練となっておりましたが,参加者それぞれ目的意識を持って行動していれば研修になったと思います。また所属する山岳会の山行方法がそれぞれ微妙に異なっており,今後の山行に色々参考になったと思われます。                                       (N記)

   

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