桂 岳 (鴉沢林道から南尾根コース)
 平成22年10月16~17日

メンバー 会員7名(日帰り2名)

 10月16日 晴
 16:00亀田支所出発。16:20上磯にて1名合流。17:15薄暗い中,鴉沢林道終点着。17:30テント設営。17:50から持ち寄りのおかずで夕食。ビール,酎ハイ,焼酎を飲みながら歓談する。7月入会の新人3名が参加しており,語り合いおおいに話が弾み楽しく過ごす。21:00就寝。


ドドマツ樹林帯を行く

高度520mの急登り

横津岳,烏帽子岳,袴腰岳

 10月17日 晴後雨
5:40起床。6:10から朝食。時間が有りのんびりと過ごす。7:10後発3名が合流する。1名は用事で登山せずに帰るとの事。7:25出発。桂岳への標識から小川の鴉沢に下り飛び石で右岸に渡る。道幅2m程に良く刈払い整備が為されている。ここからトドマツ樹林帯の登りとなり,次第に急傾斜の登りとなりどんどん高度を上げる。次第に傾斜は緩くなり尾根上の道を登る。7:56高圧送電線鉄塔下広場490m付近に出る。道は広場の右先の角のピンクテープで示されている。緩やかに北東にトラバースしながら,根曲り刈分け道を小さく上り下りをして進む。
 急登を登り8:10送電線鉄塔520m付近に出る。電線が続く東を見ると遠く横津岳,烏帽子岳,袴腰岳,雁皮山,蝦夷松山が多少霞んで眺望出来る。のんびり休憩し8:25北西に続く根曲り刈分け道を登る。所々道の脇に有る古い倒木には,新鮮なボリボリが群れで生育している。時間は十分有るので休憩しながら,メンバーそれぞれ採取する。古い切り株には傘の開き切らないナメコも群生しており,写真を撮り採取する。25~30年振りに出会った群生である。正にキノコ狩り山行の状況となる。天気は晴で気持ちも爽快となりのんびりと登る。高度が上がると次第にキノコは無くなり,前方に電波反射板が有る720mコブが見え始める。桂岳頂上はその先との事である。多少黄葉の進んだダケカンバ等の尾根道を登る。ヨツバヒヨドリがまだ咲いている。


送電線鉄塔520mにて
ナメコの群生
電波反射板720m

 9:13電波反射板の720mコブ着。桂岳への道を探すが見当たらない。仕方なく桂岳を目指し根曲りのブッシュに突入する。体重をかけ両手で根曲りを掻き分けて進む。部分的には背丈を超えるブッシュ帯も有るが進むにつれ胸程となる。ダケカンバ疎林帯のコルからもブッシュを掻き分け,傾斜が増すと笹とブナ,ダケカンバの急斜面となる。道の気配の有る急斜面を登り切ると平坦となり,西に30m程胸までの根曲りを掻き分けると桂岳頂上である。
 9:33桂岳頂上733m着。直径2m程に刈払いが為された広場には,三角点と桂岳との標識が設置されている。天気は曇りとなっており回りの山々は薄い雲に覆われている。記念写真を撮り9:45下山開始。笹の滑り易い急斜面を慎重に下る。ブッシュに入り黙々と掻き分けを続ける。往路なので多少掻き分け易い状況である。
 10:00電波反射板720mコブ着。のんびりと行動食を取りながら休憩する。南西に函館山,函館湾が霞んで眺望出来るが,横津連峰は雲の中である。10:15下山開始。取り残しのキノコのが無いか確認しながら下る。1箇所のボリボリ群生を見つけて採取する。10:35~45高圧線鉄塔520m下で小休止。


背丈程の根曲がり竹

桂岳頂上

桂岳からの下り

 ここからは後発2名は,車止めまで歩かなければならないので先行して下る。11:00高圧線鉄塔490m付近通過。トドマツ帯を下る途中からポツポツ雨が降り出す。11:15テントが見え始めると強い雨となり雨具を着用。11:20登山口に下山。先行2名は林道を下って行く。
 雨の中ビショビショのテントを撤収する。地面はぬかってドロドロである。11:40車で林道を下る。車止め少し手前で先行する2名に追いつく。12:00車止め着。12:02には2名合流。12:052台の車で出発。12:15枕木山荘着。12:20~13:00温泉入浴。硫黄の匂いのする冷泉を加熱した温泉だが,湯冷めはしない良い温泉である。浴室はおとな6~7名が限度だが雰囲気は良い。入浴料500円。休憩室で行動食を取りながら休憩する。13:25函館へ出発。14:35亀田支所にて解散。


電波反射板720m
ツルリンドウ
枕木山荘

 11:00頃まで晴れから曇りの良い天気に恵まれ,更に登山道付近にはボリボリ,ナメコの群生が有り,メンバーそれぞれキノコの採取が出来きました。桂岳へのネマガリダケのブッシュ漕ぎに慣れないメンバーは多少苦労していました。ブッシュ漕ぎの要領を覚えるには慣れが必要で,時々訓練する必要があります。最後は雨の中のテント撤収となりましたので,良い事ばかりの山行は無いと実感した次第です。                (N記) 

     

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