大 千 軒 山 系 袴 腰 岳  (中二股東尾根コース)
 平成22年5月1~2日

メンバー 会員4名

 5月1日 晴
15:00亀田支所出発。16:15奥二股への林道の出戸二股沢手前約1km付近で残雪が現れ,車寄せの有る所に駐車。先の様子を見に積雪状況を確認しながら300m程進むと車止めが有り,その先に出戸二股沢が確認出来る。早々に戻り16:40テント設営。
 青い山脈のSIさんが1人で偵察に来て山の積雪状況を話し記念写真を取る。17:00より各自持参の夕食。酎ハイ,焼酎を飲みながら歓談し20:00就寝。


林道上のテント場

林道を行く

老朽化した函大小屋

 5月2日 晴
 4:30 Sさん合流し起床。4:50昨夜のカレースープで朝食。テントは乾燥の為張ったままにして5:25出発。所々に残雪の有る林道を進む。フキノトウ,エゾエンゴサク,カタクリ,キクザキイチゲが所々に咲いている。6:20奥二股駐車場分岐を左へ入る。間もなく砂防ダムが現れ右岸からダムを越える。6:25~35東尾根取付きで小休止。
 尾根には小沢の左岸から取付き,雑木林帯を登る。登るにつれ積雪が出てきて雪を求めて多少右左とブレながら登る。左手にはトドマツ植林帯が有る。次第に積雪が多くなり直線的に急な登りを続け高みを目指す。7:03尾根上400m付近通過。ブナ等の樹林帯となり次第に傾斜は緩くなってくる。天気晴だが薄雲が出ている状況の中,所々に標識を付けながら高度を上げる。7:26~35東尾根上高度530m付近で小休止。ここからは大きなブナ疎林帯の緩やかな尾根上を登る。南側の大量の残雪の上を登る。7:50尾根上の開削された道に出る。この道はどこから来ているかは不明。50m程で道は雪に隠れ雪上を登る。


東尾根取り付き地点

尾根の雪渓を登る

530mで小休止

 8:13~24東尾根690m~720mは残雪が無い尾根上の根曲りブッシュを漕ぎ掻き分け登る。8:25コブ728m通過。8:35~45高度740m付近で小休止。ここからは尾根右北側の残雪を登る。尾根は細くなり北には奥二股岳が大きく眺望出来る。登るコースの稜線上は意外に残雪が少なく笹が出ている。8:55東尾根分岐770mから北の奥二股岳へ残雪を求めて進む。しかし残雪は沢状となり下っている。少し下ってみるが稜線に続いているように見えない。笹のブッシュに入り少しくだって見るも,奥二股岳への半分はブッシュ漕ぎとなりそうである。
 9:00前千軒岳,奥二股岳は断念し,南の袴腰岳814mへ行くことにする。東尾根の広い分岐から残雪が続いており南に緩やかに下る。750mコルからは雪を求め西の沢状を10m程下り登り返す。残雪の広い稜線を登る。9:23全員袴腰岳頂上着。頂上には残雪は無く笹原で三角点が設置されている。天気晴だが多少薄雲があり,前千軒岳,奥二股岳,東尾根の眺望を楽しむ。大千軒岳は残念だが前千軒の裏側で見えない。


東尾根からの奥二股岳

東尾根
東尾根分岐

 9:30下山開始。登りのトレースを下る。9:45稜線東尾根分岐760m着。行動食を取り休憩する。10:00下山開始。東尾根のトレースを忠実に辿り下る。ブッシュ漕ぎの箇所は慎重に判断して下る。下るにつれ登りのトレースは不明瞭になる。尾根下部は標識でコースを確認して下る。10:55奥二股沢砂防ダム尾根取付きに下山。
 付近に咲くザゼンソウ,カタクリ,キクザキイチゲを観察して過ごす。11:10幕営地へ出発。林道路肩などに咲く花々(オオバキスミレも咲いている)を楽しみながらのんびりと歩く。12:08幕営地着。テント撤収し12:23知内温泉へ出発。12:40~13:30温泉入浴。休憩室で昼食を取り休憩。13:50出発。14:58亀田支所にて解散。


袴腰岳からの前千軒岳

袴腰岳頂上

分岐で昼食

 今年は寒さが続いていたので,残雪は多いと期待してましたが,東尾根稜線分岐から前千軒岳,奥二股岳へは半分以上が笹のブッシュで残雪は少ない状況でした。この稜線は冬期間は風が強く積雪も少ない状況と思われます。タイムリミットは3月下旬から4月上旬では無いかと思われます。                  (N記)

     

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