台 場 山 (川汲山道函館側コース )
 平成22年2月7日

メンバー 会員6名

 8:53根崎ラグビー場出発。道々函館南茅部線の矢別ダムを過ぎて,左側車止めの有る山道入口着。9:20車2台分の広場に除雪の雪が有るが,強引に乗り上げて駐車する。路肩に駐車するより通行のじゃまにならない。
 9:35出発。5名はスキー,1名はスノシューで林道を進む。新たな積雪20cm程をラッセルしながら進む。雪質は乾燥しており軽くスキーを滑らせるとラッセルの苦労は無い。9:55小沢を越えて尾根を回り込む南への緩やかな登りとなる。天気曇りだが空は明るく薄日も差しそうな状況である。やがて右手下に南茅部線を見ながら緩やかにラッセルを続ける。ブナ,ナラ等の冬枯れの樹林は意外に眺望が利く。新しい川汲隧道も眺望出来る。


林道入口登山口

川汲隧道

林道での休憩

 9:20~35高度300m付近小休止。右樹林帯の下には隧道が見える。ここからも緩やかな林道のラッセルを続けて進む。小さなカーブ,大きく尾根を回り込むカーブの林道で所々に左法面の積雪がロール状に崩れた箇所もある。雪崩の心配も無いではないが,樹木も多く有るのであまり気遣うことはない。大きな回り込みを越えて進むと川汲峠のアンテナが見えてくる。この頃より陽が差してきて雪面が融けシールにへばりつく状況となり,スキーは滑らずラッセルの苦労が増す。交替しながらラッセルを続ける。白い台場山が見え始める。


川汲峠

頂上直下の登り

台場山頂上

 11:35~45川汲峠着。ここは十字路で直進すると川汲温泉へ,右はアンテナ基地から西の稜線へ続く。台場山砲台跡登山口まで300mの看板が設置されている。左の林道を進み尾根を回り込んで進むと台場山砲台跡登山口の看板が有る。林道から右に上がり平坦部で3名はワカンを着用する。2名はスキーのまま登る。スキーではブナ等の樹林帯を大きくジグザグを切って登る。ワカン等は尾根状を直登する。
 12:10~13全員頂上着。多少風が有るが頂上からの眺望を楽しむ。函館市街地,矢別ダム,三森山,袴越岳,峠アンテナ基地等が雲の下に眺望出来る。頂上には4枚の看板が設置されている。記念写真を撮り南側に下り風を避けて昼食を取り休憩する。


函館山,谷別ダム

頂上からの下り

林道を滑る

 12:40下山開始。スキー,ワカン等で慎重に樹林帯を下る。12:50~55川汲峠手前でスキー着用。緩やかな下りの林道を下る。スキーは歩き滑る状況でのんびりと下る。途中登りにOさんが見つけていた,樹木の大きなウロの中にいるフクロウを写真に撮る。時々眼を開け閉めするが逃げる気配は全くない。TVでみていたが本物は初めてなので大きな感動である。慎重に下りを続け13:55駐車地点に下山。14:05出発。14:35根崎ラグビー場で解散。


フクロウ

 曇り時々晴の天気に恵まれ林道のスキー,スノシューを楽しむことが出来ました。台場山の登りは20~25分と短く登山としては物足りなさも有りますが,冬山入門の山としては良い山と思います。この山の1~2月の難点は天気が良いと,標高が低いため雪表面が融けてシールに団子状に張り付き,ラッセルに苦労することです。フクロウも観察出来て楽しい山行となりました。                            (N記)

   

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