雄 鉾 岳  (雄鉾沢コース)  
 平成21年10月24~25日

会員8名登山5名テント泊3名

 10月24日 晴 
 鎌倉からSOさんが参加し,6名で14:30亀田支所出発。16:20雄鉾岳登山口駐車場着。ここにはトイレが設置されている。16:35テント設営。17:10よりFさんのおでんを温め,玉子スープを作りながらワイン,ビール,焼酎を飲み始める。久し振りの参加者3名も加わり,賑やかな夕食となり歓談しながら過ごす。メンバーの近況等を話したりして過ごす。20:40就寝。

 10月25日 晴
 5:50起床。6:10朝食。6:20後発の2名入山。テントはびしょ濡れ,車の屋根には氷が張り付いている。テントは完走の為張ったままにし,6:50帰る3名に見送られ出発。鉱山沢右岸の冬枯れブナ樹林帯を進むと次第に細い右側が切れた道となる。川底から10m~30m程の巻道である。7:03ロープが張られた岩場を横切る。7:12マクンベツの滝の上から沢に下る。290m付近で飛び石により左岸へ渡渉出来そうだが,無理をせず靴を脱ぐ。7:15~25左岸へ渡渉。左岸を道らしき所を探して歩く。7:37~40ロープの張られた急登を登り支尾根を越える。次第に道は無くなり所々にピンクテープが有る沢を歩く。7:37~40右岸へ渡渉。飛び石で渡るが全員が渡れそうな箇所は少ない。大きな丸岩が多くなり12年前の記憶とは大きく違っている。右岸と狭い大石の間を登ったりしながら進む。

 8:07左岸へ渡渉し鉱山沢,雄鉾沢の出合330mで右手の雄鉾沢に入る。冬枯れの樹林帯の中の,小さな沢の沢身を右左と渡渉しながら登る。所々にピンクテープ,古い道跡が有る。途中からは南西正面に朝日に輝く雄鉾岳が眺望出来る。傾斜が多少きつくなり開けた沢を登る。8:45~55二股440mにて小休止。2パーティーが追い越していく。1人で来た今金山岳会Nさんと出会う。左股がルートで左右を分かつ小尾根に赤矢印がの有る道が有る。道は直ぐに沢に下り小沢を登る。両側が根曲がりの沢を登る。9:22水場550mを通過。ここからは根曲り刈分け道を登る。次第に岩の枯れ沢状の道となり傾斜が増してくる。眼前には雄鉾岳の岩壁が迫っている。振り返ると紅葉が進んだ東の山々が眺望出来る。
 9:58~10:18岩壁下の肩750mで小休止。行動食水分を補給する。岩子岳等北西から西の山々が眺望出来る。山々は紅葉,黄葉が進んでいる。ここでも顔見知りと出会う。2パーティーに先行してもらう。ここで時間的に頂上は無理と判断し,11:00を目処に行動することにする。岩壁下の枯れ草の道を南東に下り登りをしながら進む。10:37ルンゼ入口。ここでSOさん,Sさんは引き返すとの事。

 残り3名はルンゼを登り引き返すと伝える。先行パーティを見ながらルンゼを登る。フィックロープが途中から出てきて慎重に登る。中間部ではフックスは有るが手が届かない右から外傾した岩を登るのを嫌い左手を登る。下りの為補助ロープを着けて登る。更に登ると先行者が倒木との隙間を登っているがザックが引っかかっている。ザックを取りなんとか抜けて登る。右手にロープが有るが女性の腕力では登るのが難しい。10:55ここで下山とする。女性2名を倒木の下を通過させ,更に登って下りの安全確保しながらでは時間がかかりそうである。補助ロープで利用し慎重に下る。コースから外れる箇所も補助ロープで下る。 11:15ルンゼ入口通過。岩壁の下を歩き急斜面を下る。11:52~12:08水場にて行動食を取る。小沢を下る。12:25~35二股にて先行した2名と合流。のんびりと雄鉾沢を下る。13:04雄鉾沢,鉱山沢出合通過。慎重に沢を下る。13:35マクンベツの滝上を右岸に渡渉。靴を脱がずに通過。13:50駐車場に下山。テント撤収し14:05雄鉾荘へ出発。14:10~15:00温泉入浴。入浴料500円。休憩室で休憩し15:20函館へ出発。17:10函館着。17:30SOさんを函館空港で見送る。

 快晴の良い天気に恵まれ紅葉,黄葉が進んだ景観を楽しむことが出来ました。コースの初めは沢歩きで渡渉点を探しながら登り,雄鉾沢は開けて登り易い沢です。ルンゼの中は倒木が有り古いのフィックスロープが使用しにくい場所も有りました。時間をかけ補助ロープで安全を確保しながら下ると問題無く下れそうでした。              (N記)

 

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