イワオヌプリ,アンヌプリ(五色温泉コース)
 平成21年5月2~3日

メンバー 会員2名後発会員2名会友1名 合計5名

5月2日 晴
 8:55亀田支所出発。当初の計画から参加者が急に4名が不参加となり,2名で出発。
 12:05五色温泉駐車場着。Yさんは先に来ており合流する。暖かいので外でのんびり昼食を取る。12:45イワオヌプリへ出発。
閉鎖されている観光休憩所とトイレの間から橋を渡り,積雪のある夏道通り登る。雪は腐って足首程までもぐるラッセルをしながら登る。ダケカンバの急斜面を抜け
 13:00ベンチの有る入林記帳所に出る。

五色温泉からの登り
入林記帳所上の登り
イワオヌプリ南峰,頂上

 ここからも急斜面を直登する。雪崩は無いと思うが出来るだけダケカンバの多い斜面を登る。台地状に上がるとイワオヌプリの南峰と頂上の眺望が広がる。緩やかな斜面に下り,小さな沢状を越えて900m付近の雪原に出る。南峰と頂上との谷を1名スキーで滑降してきたのを確認する。
 南峰の南東尾根も登れるが下りに不安があり,夏道に近いコースを取ることにして,南峰南を斜めにトラバース気味に登る。所々に4月26日の新雪が残った斜面を足首までのラッセルを続ける。右手斜面上には所々岩場が出ている。岩場を見ながら登っていると,偶然落石(60~70cm四方)が斜面を転って来たのが見える。途中小さな岩場にぶつかり,ドンと音をたてたが落下コースは余り変わらず,20m程先を転がり落下し平坦地で止まる。後続のメンバーに眼前を転がっているところを知らせる。

登りに前を通過した岩
登りの落石と
南峰肩への登り

 急に緊張し岩場の下は急いで通過し,岩場の無い斜面に向かって斜上し登る。次第に斜面は急になりほぼ夏道に近い斜面を直登する。脛付近まで埋まるので滑落の心配は無いが,多少雪崩が心配な斜面である。1010mを過ぎると傾斜は落ちてくる。13:43雪の無い南峰の肩に出る。右回りに外輪を進む。氷が溶けて泥状の火山砂礫等の道をのんびりと登る。風は多少強いが南風の為暖かい。
 13:55イワオヌプリ頂上着。天気晴だが遠くは霞んでいる。東のアンヌプリは大きく眺望出来る。残雪は昨年より多い状況である。南に五色温泉,西にはニトヌプリ,チセヌプリが多少霞んで眺望出来る。14:07全員頂上着。記念写真を撮り過ごすが,風が強いので長く休んでいると寒くなる。14:12下山開始。登りの外輪を回り,南峰肩から雪面の下りとなる。雪が柔らかくトレース通りに下る。途中から岩場の下を通るトラバースのトレースには入らず真下に下る。平坦地に出て落石を確認に行く。13:34落石と転がって来たコースの写真を取る。南峰から転がって来ているのを確認する。


イワオ頂上からアンヌプリ

イワオ頂上から五色温泉

外輪とチセヌプリ~ニトヌプリ

 登りのトレースに戻り下る。入林記帳所上の台地まで下ると,下にボーダーやスキーヤが遊んでいるのが見える。アンヌプリの雪崩の出る沢でも,ボーダー等が10名程遊んでいる。15:00~10駐車場に下山。天気が良く暖かくテントマットを出して早々にビールを飲みながら函館,札幌等の近況を話して過ごす。
 17:00過ぎ後発2名合流。NTさんが持って来てくれたマグロ,ヒラメ,ホタテの刺身,その他各自持参のおかずなどで夕食。山での刺身は格別に旨い。ビール,焼酎等を飲みながら歓談し近況を話し合う。20:30就寝。


イワオ頂上にて

イワオ頂上にて

テント場からアンヌプリ

5月3日 ガス曇り後曇
 朝方にかけて雨が降る。6:30起床。外は一面のガスで視界30m程である。昨日の卵スープを温め,のんびりと朝食の準備。7:30朝食。8:00でも相変わらずのガスであり今日のアンヌプリは中止とする。8:45濡れたテントを撤収。9:00女性達は五色温泉へ入浴時間を聞きに行く。8:00からとの事。
 9:20車で温泉着。奥の露天風呂は一昨年は木製の風呂だったが,近代的な新しい近代的な光沢の有る石張りの風呂となっている。のんびりと出たり入ったりと肌がふやけるまで温泉に浸かる。11:50~12:25休憩室で昼食。12:35京極山荘へ行く3名と分かれる。16:35亀田支所解散。
 この時期は天気が良いので五月晴れを期待しましたが,アンヌプリは深いガスの為,中止しました。イワオヌプリは霞んだ晴天の中,残雪の春山を楽しみました。気楽な山行となり温泉も十分に楽しむことが出来ました。                    (N記)

 

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