8月29日 晴
13:50函館出発。15:50今金クアプラザピリカキャンプ場着。早く着き過ぎてキャンプ場温泉施設等を見て回る。16:40頃から参加者が集まり始める。I山岳会はイモ,カボチャの塩煮,HYの会色々鍋を作ってくれ18:00頃から交流会の宴会が始まる。参加者16名と賑やかな宴会で旧知の顔なじみや初めての人々とビール,焼酎,ワイン,日本酒を飲みながら各会の近況,山行活動状況,過去の思い出話で盛り上がり歓談する。21:00には終了。その後各会ではテントで歓談を続け23:00就寝。
交流会1 |
交流会2 |
交流会3 |
8月30日 薄曇
5:30起床。6:10昨夜の残りのイモ,カボチャと味噌汁で朝食。6:30テント撤収。6:40HYの会の日帰りメンバー7名が合流。6:55キャンプ場出発。ピリカダムを回り込み利別川への新道に入る。新道は途中で崩壊の為通行止め。途中から旧道へ入る。車止めが有り,I山岳会が鍵を持っており開けて進む。7:15茶屋川を越えた登山口広場着。車5台を駐車。 7:25出発。キンミズヒキ,ヨツバヒヨドリが咲く作業道を進み7:30尾根に取付く。
右にトドマツ植林帯を見てジグザグの急登を登る。いきなりの急登に汗をかき登る。傾斜は多少緩みブナ,カエデ,ナナカマド等の尾根上の根曲り刈分け道を登る。道幅3m程に刈払いが行われており歩き易い。7:45一合目390m付近通過。8:00~05高度480m付近で小休止。平坦な樹林帯の尾根上を進み8:07二合目490m付近通過。緩やかに下りまた緩やかに登り次第に北へ向かいながら緩やかに下る。途中シオガマギクが群落で咲いている。ヤマハハコはポツポツ咲いている。8:20流れの無い小沢状を通過。次第に緩やかな登りとなり広葉樹にトドマツが混じる樹林帯を登る。
登山口 |
二合目手前 | 急登620m付近 |
8:35~45三合目570m付近で小休止。ここは西へ道が大きく曲がる所である。根曲り刈分けの緩やかな登りを続ける。道脇にはコガネギク,ツルリンドウが少し咲いている。650m付近から急登となりぐんぐん高度を上げる。9:15五合目750m付近からはカニカン岳前衛のが見える。尾根のコブ773m南側をトラバースしながら緩やかに登る。
9:20~35六合目730m付近にて小休止。9:45七合目760m付近通過。右手には金鉱山跡の穴が有る。傾斜の増したツルニンジン,ミミコウモリが少し咲く道を登る。9:51岩とガレの急斜面10m程を登る。ゴガネギク,ヤマハハコ,ヨツバヒヨドリが咲く道を登ると,すぐに9:53トラロープの張られたガレ10m程を登る。
9:58南東方向に視界が開け,噴火湾,駒ヶ岳,ピリカスキー場が眺望出来る。エゾオヤマノリンドウが2輪咲いている。やがて頂上前衛の左側からのガレ場を登る。10:05900m付近の平坦な道に出る。2m程の灌木と根曲り刈分けを緩やかに登り,ハイマツが現れると頂上間近で有る。急斜面をジグザグに登り頂上稜線の北に出る。30m程岩とハイマツ,ダケカンバ,ミヤマハンノキ灌木帯を進み,10:15カニカン岳頂上着。
天気高曇りだが東に羊蹄山,南東に駒ヶ岳,北東にカスベ山,メップ岳,狩場山が眺望出来る。行動食を取りながら歓談して過ごす。10:40遅れていた2名が到着。なんとか全員頂上まで来る。参加者全員の記念写真を撮り10:50下山開始。
頂上前衛の登り |
頂上稜線 |
頂上記念撮影 |
ガレ場2箇所を慎重に下り。七合目上のガレにはロープをフックスし下る。坦々と下山を続け,11:50~12:00三合目570m付近で小休止。後は傾斜の緩い道を歩き,川の音が聞こえだすと急登を下る。12:40~50全員登山口広場駐車地点に下山。12:55出発。13:15クアプラザピリカ着。14:00まで温泉入浴。入浴料500円。14:20函館へ出発。16:25函館着。
シオガマギク(塩竈菊) |
ヤマハハコ(山母子) |
ツルリンドウ(蔓竜胆) |
マイヅルソウ(舞鶴草)の実 |
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花) |
ミヤマセンキュウ(深山川きゅう) |
ツルニンジン(蔓人参) |
ヤマハハコ(山母子)コガネギク(黄金菊)ヨツバヒヨドリ(四葉鵯) |
ミミコウモリ(耳蝙蝠) |
エゾオヤマノリンドウ (蝦夷御山竜胆) |
道南の山々で毎年交流登山会が実施されておりますが,今回はI山岳会,HYの会の多くのメンバーが参加してくれました。登山,交流会いずれも和やかな雰囲気の中で楽しむことが出来ました。参加機会が多くなるにつれ,各山岳での顔見知りも多くなり楽しみも増えますので,来年も多くの方に参加して頂きたいと思います。
(N記)