空 沼 岳   万計沢コース  
平成20年10月4~5日

メンバー: 会員:5名 

 10月4日 晴
 12:45五稜郭出発。13:05~20七飯町で車乗り換え。中山峠を越え17:43万計沢コース登山口駐車場着。暗くなっており18:00車のライトでテント設営。18:15より卵スープを作り,持ち寄りのおかずで夕食開始。ワインを飲み,今後の山行や世間話をしながら夕食を取る。21:20まで楽しく歓談し就寝。

 10月5日 晴
 5:30起床。5:45~55朝食。すでに車4台がやって来る。早々6:00テント撤収。6:25出発。真駒内川の4本の丸太で作った橋を渡り尾根に取り付く。4年前は鉄製の橋であったが,大雨等で流失したのであろう。エゾマツ,トドマツ等樹林帯の中ネマガリ刈分けの幅1m程の登山道を緩やかに登る。途中の大きな巨木にはカツラ,シナノキ,ウダイカンバ等の標識が付けられている。花々は終了しエゾアジサイが僅かに咲いている。7:05小沢530m付近に出て左岸のゴロ石の道を登る。同じ様な樹林帯の道を右手の尾根を見ながら緩やかに登る。次第に傾斜が緩くなり尾根を越えて,右手に万計沢川を見て進む。
 7:30~40高度670m付近で小休止。気温が低いため余り汗はかかない。しばらく進むと湿ったぬかるみが有る道となり,また至る所に角材が敷かれ,水の流れの有る道を登る。8:00高度770m付近で,万計沢の丸太に板の橋,丸太橋を渡り右岸に渡渉。沢筋から離れ,エゾマツ,トドマツ,黄葉したダケカンバ,ナナカマド,カエデ等の樹林帯を登る。途中には万計山荘への距離を示した標識が有る。直ぐ青沼への標識を通過し高度を上げると沢の音が聞こえ始める。前方左手に5~6m滝が現れ左岸の巻道を登る。前方が開け沼から流れる小沢左岸の丸太道を過ぎると沼畔に出る。左手に北大空沼小屋,右手に万計山荘が有る。
 8:20万計山荘前広場900m付近着。沼畔のベンチに座り紅葉,黄葉が進みつつある沼周辺を眺め休憩する。小屋には10人程がおり小屋の修理や冬じまいの準備をしている。山のトイレを考える会の人からパンフ等を貰う。良い景色の中休憩し,8:40出発。樹林帯のネマガリ刈分け道を登りがダラダラと続く。泥のぬかるみが多く左右のネマガリの脇を歩く。この山は全く泥ぬかるみの多い山と実感しながら歩く。

 9:15真簾沼標識の有る沼畔着。冷たい風があり沼へは降りずに9:25まで黄葉が進んだ沼の眺望を楽しみながら小休止。ここからは樹林帯の樹高も低くなり,多少急なダケカンバ等の樹林帯を登る。平坦地1140m付近に出ると空沼岳が南東に眺望出来,緩やかに下ったり登ったりしながら同様の樹林帯を進む。次第に南東にトラバース気味に登りとなり,稜線間近でジグザグに登り10:07稜線1180mに出る。稜線のダケカンバ,ツツジ類の樹林帯を登り,岩とハイマツが出てきて頂上に出る。
 10:15空沼岳頂上着。岩の平坦な頂上には5~6パーティー10名程がいる。南西からの冷たい風が吹き,雨具等を着込み樹木の風下で,行動食を取り休憩する。南に支笏湖,恵庭岳,漁岳,風不死岳,樽前山,北西に札幌岳,無意根山等,北東に札幌市街地が高曇りの中に眺望出来る。ハイマツ以外の樹木は黄葉,落葉が進んでいる。
 10:45記念写真を撮り下山開始。多くの登山者と出合ながら下る。10:52稜線分岐。こんなに登山者がいるのかと思う程続々と登って来る中を下る。11:30~40真簾沼沼畔で小休止。風が無く暖かい中15名程の登山者が休んでいる。のんびりと下り12:10万計山荘前着。景色と雰囲気が良いのでのんびりと休憩する。
 12:25下山開始。12:38万計沢右岸に渡り,滑り易い角材の敷かれた道等を下る。13:05小沢通過。先頭を行くOさんが飛ばして下り,他のメンバーもつられて下る。13:25登山口駐車場に下山。駐車場は満杯で林道脇にも車があふれている。札幌の登山人口の多さを実感する。13:40函館へ出発。18:00~10暗くなった七飯町で車乗り換え。18:45函館五稜郭着。

 多少雲が多い中,晴の良い天気に恵まれ紅葉,黄葉が進みつつある,秋の空沼岳を楽しむことが出来ました。黄葉が進んだ万計沼,真簾沼の眺望,雰囲気が良いので,のんびりと雰囲気を楽しんだ結果,予定より1時間以上遅れての函館着となりました。     (N記)

 

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