尻 別 岳 喜茂別コース   平成20年10月18日~19日

メンバー 会員4名

 10月18日 晴 
 12:55亀田支所集合出発。喜茂別町市街地手前交差点で,国道230号から276号に入り,橋を渡り直ぐ左手の登山口入口の看板の有り作業道に入る。尻別岳登山口の看板はブルーシートで覆われている。変だなと思いながら作業道を進む。アンテナ基地と登山口への二股には,登山道は閉鎖しておりますとの看板が設置されている。
 16:10アンテナ基地の広場着。16:20テント設営。16:40より持ち寄りのおかずでワイン,焼酎を飲み始める。卵スープを作り17:00より夕食。今回もFさんはおでん風煮付け,エビ,イカ等のフライ,卵焼き等沢山持って来てくれる。登山道の閉鎖とはどういう意味かと話して,結局は刈払い等手入れをしてないとの事だろうと想像する。入れたくないのなら作業道に車止めをするだろうと判断する。20:30過ぎまで飲み歓談して就寝。


登山道閉鎖の看板

テント場からの尻別岳

テント場

 10月19日 晴
 5:30起床。6:00朝食。テントは夜露で濡れており,乾燥の為張ったままにしておく。
6:32出発。二股まで戻り,右の登山口への道を進む。6:35ぬかるみが有り戻り道幅の広い所に駐車。昔の1合目の手前200m程の所である。
 6:45出発。幅員3m程の道を進む。手入れがされない状況でウツボグサがまだ咲いている。これらの花々は二度咲の花と思われる。作業道は白樺の樹林帯を進むが,次第に両側から笹が被って来る。夜露で濡れており,直ぐに足が濡れてくる。両手で搔き分ける状況となり7:05~10雨具を着用する。予想通り登山道の手入れはされていないが,道ははっきりしており笹を搔き分けながら進む。7:16三合目標識を通過。作業道の笹は薄くなったり,濃くなったりで,次第に道は細くなり傾斜が出てくる。
 7:27~35五合目標識560m付近で小休止。登山道の傾斜は増し,足元の道を確認しながら,背丈程の笹を掻き分けを続け登る。視界は目先の笹の葉とダケカンバ,ナラ等の樹木だけである。7:47六合目標識640m付近通過。傾斜はきつく両脇の笹搔き分けを手掛かりに登る。笹搔き分けながらの登りは,結構疲れた体力を消耗する。7年前は気楽に登り,滑り易い道と記憶しているが,落ち葉が多く余り滑らない。古いロープが2個所程に張られている。
 8:03~10七合目740m付近にて雨具を脱ぐ。蒸し暑く笹は少なくなり,濡れない状況となっている。ここからも傾斜はきついが笹が薄くなり,道が見える状況となり一歩一歩高度を上げる。登る先の尾根は逆光の朝日で黒い影となっている。ダケカンバ樹林帯のジグザグや直線的に登る。8:40傾斜の緩くなった尾根上920m付近に出る。尾根上左側の道を登る。1個所崩壊している左の谷が望める所を通過。
 8:55大きな岩の手前九合目標識1000m付近通過。右手から回り込み進むが次第に笹が被ってくる。ジグザグを切ったりトラバースの所等不明瞭な所も出てきたので,要所に標識を付けながら笹を搔き分ける。背丈を超えた笹は先の状況が全く見えず,足元の道を確認して登る。次第に傾斜が緩み,樹木が無くなり頂上が近いと感じながら笹を搔き分ける。人の話す声が聞こえ頂上が間近と先を急ぐ。
 9:25尻別岳頂上着。女性2名の登山者がいる。話すと今朝喜茂別コース登山口に来たが,道の状況が悪く我々の車やテントを確認し,留寿都スキー場の裏からの作業道を車で登り,西からの尾根上を1時間40分で来たとの事。我々は2時間40分かかり,道は笹が被っている事を伝える。頂上は広く草等は刈られており,三角点と頂上看板が有る。天気晴だが北の羊蹄山は,霞んだ空の中に大きく眺望できる。行動食を取り,写真を撮ったりしながら休憩する。


5合目

9合目

尻別岳頂上

 9:50下山開始。笹を搔き分け足元の道を慎重に確認しながら下る。また要所に付けた標識を回収しながら下る。10:10九合目通過。道が見えるので多少気楽に下る。下るにつれまた笹が被ってくる。下りは落ち葉の下の木の根が滑るので慎重に下る。登りには感じなかったが,下りは急に感じる。笹を手掛かりに慎重に下る。10:45六合目通過。相変わらず笹を搔き分ける。
 10:55~11:00五合目にて小休止。ここからは次第に傾斜が緩み道幅が広くなるが笹搔き分けは変わらない。11:08三合目通過。滑り易い土の道を歩き11:28駐車地点着。11:30出発。11:35テント場に戻りテント撤収。11:45出発。11:55喜茂別温泉へ行くが15:00からとの張り紙が有る。12:10~20留寿都道の駅で野菜を買う。12:25留寿都温泉着。入浴料200円。12:30~13:10温泉入浴。ここの温泉は喜茂別温泉より多少湯船は広く,休憩室も有る。13:30まで昼食を取り休憩。13:33函館へ出発。16:30亀田支所解散。
 喜茂別コースは,笹等の刈払いが実施され無い為,ここ数年登山者がいない状況と思われました。登山道閉鎖と看板が有りますが,閉鎖はされておりません。70%程は笹が被った道で搔き分けながら登りました。しかし足元の道は大半がはっきりとしております。多少判断の苦しむ個所が有っても慎重に行動すると問題無いと思います。今後2年は登れるかも知れません。西のスキー場からの尾根道は短時間で登れ,気楽なコースとの事です。 (N記)


山頂からの羊蹄山

 

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