庄司山函岳連冬山研修登山(南尾根コース) 平成21年2月8日

メンバー 会員7名,元会員1名,HY会員8名,D記者1名,合計17名

 2月8日(晴後曇)
 8:10亀田支所出発。高速道路測道を走り,蒜沢を過ぎ直ぐ右折し,高速道路下の5番トンネルを通過して直進する。8:20大和静観園の駐車場に着く。既に七飯町からの参加者がおり,山の会のメンバーは先に入っているとのこと。300m程進むと山の会メンバー,元会員等が集まっている左手杉林に8:25着く。車の台数が多く付近の堆肥場に車を置く。

 参加メンバーを確認すると予定より4名が多くなっている。出発の準備をし,メンバー紹介をして8:50出発。ツボ足,ワカン,スノーシュー,スキー参加者それぞれ,20cm程の昨夜の新雪が有る作業道を進む。天気晴,前方に冬枯れの庄司山を見ながら軽いラッセルをしながら進む。
 9:40蒜沢第1号砂防ダム下の橋を通過。9:41~10:00登山ボックス付近で小休止。メンバーが多いので全員が集まるまで時間がかかる。ここでスキーに自信の無いメンバーはスキーを置き,ワカン等に履き替える。

 ここからは庄司山南尾根西側をトラバースしながら,多少雑木が出ている南への作業道を緩やかにラッセルしながら登る。冬枯れの作業道はすっきりとして次第に高度が上がるのを確認できる。亀田中野町中ノ沢高台からの道が右手から合流し,直ぐに道は緩やかに左に曲がり,南尾根に取付く。ここからは傾斜がきつくなり,道も細いので,スキーを置くメンバーもいる。新雪のラッセルは多少きつくなるが,メンバーが多いので交替しながら登れる。途中ジグザグを1回して高度を上げ,南尾根西斜面をトラバース気味に登る。庄司山南西面の急斜面が迫る付近まで登り,ここから右にジグザグを2回繰り返して南尾根505m付近に出る。
 天気は薄日の差す晴の薄曇で函館市街地を眺望出来る。冷たい西風が多少吹いており,東斜面の疎林内で10:40~11:00小休止。メンバー全員が集まるまで待ち休憩すると,どうしても時間がかかる。のんびりと行動食,水分を取り眺望を楽しむ。
 

  ここからは南尾根上を登るが傾斜がきつい。それでも2名はスキーの着用で登る。樹木が少なくなりすっきりとした尾根を登ると頂上鳥居が見えてくる。
11:10庄司山頂上着。11:15全員頂上に着き,北の祠のある大岩へ出発。稜線上は東に小さな雪庇が出ており,安全な樹木の脇をラッセルしながら進む。緩やかに登り緩やかに下る。全体としては下りが多い。11:30大岩着。岩の東側に新たにペンキで化粧された祠が2個有る。昨年1月で祠は3個有り1個は壊れていたが,壊れた祠は雪の下か確認できない。11:35頂上へ出発。来たトレースを戻る。11:48頂上に戻る。
 雲間からの日差しが当たり暖かい中,談笑しながら昼食を取る。また函館市街地,採石場,中野ダム,雁皮山方面の眺望を楽しむ。Sさんが自作の甘酒をガスで温めメンバーに提供してくれる。みんなに喜ばれ,感謝感謝である。

 12:15下山開始。下りは早く登りのトレースをどんどん下る。スキーの人は多少苦労しているが遅れずに下る。505m付近からは西側へジグザグで下る。途中からスキー着用で下るが道が狭いので慎重に滑る。足の筋肉が痛くなる程,制動をかけて下る。南尾根取付きから傾斜が多少緩くなり快適ではないが滑って下る。
12:40~50登山ボックス付近で小休止。ここからは緩やかな作業道なのでスキーのメンバーは多少快適に下る。スキーに慣れないメンバーは多少苦労している。ワカン等のメンバーは坦々と歩き続ける。13:20~30全員駐車地点に下山。13:33~50函館山の会の指導で雪崩れビーコンの使用法を練習する。閉会式後13:55現地解散。

 晴後曇の天気に恵まれ,参加者も17名と多く,久し振りに賑やかな山行となりました。函館山岳連盟冬山研修会として実施されましたが,冬山の基本ワカン等,スキー使用によるラッセル研修となりました。参加メンバー各々の体力,技術,経験が異なる中で,統一的な研修は実施しなくても,各々が行動することにより研修となったことと思います。山岳連盟では夏,冬の研修会,交流登山会を実施してますが,今後もこれら事業を継続実施の予定ですので積極的に参加して行きたいと思います。                (N記) 

 

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