積 丹 岳 北東尾根コース   平成20年8月23日~24日

メンバー 会員5名

 8月23日 曇
12:55亀田支所出発。長万部~寿都~岩内~トーマル峠~古平を経由し,国道229号を進み積丹町婦美町三地区で,国道左手に有る登山口標識から左折し,舗装された農免農道に入る。舗装が切れる地点手前で右折し,急な砂利の作業道を約2.2km登る。17:10終点の積丹岳休憩所着。手前は広い広場で車10台程が駐車出来る。階段を登って入る山小屋には水が引かれ,20畳程の畳敷きと6畳程の玄関広場が有り,玄関右にはトイレも有る。利用者は我々以外にいない状況で,早々小屋に入り17:30より夕食と安着祝いとなる。味噌汁を作り,各自持ち寄りの料理を互いに食べたりしながら,ビール,酎ハイ等を飲みながら歓談する。21:00就寝。


山小屋(休憩所)

積丹岳登山口

三合目


 8月24日 曇~小雨~曇
 4:30起床。5:00朝食。部屋とトイレの掃除をして,5:45出発。駐車場手前に有る登山口からダケカンバ,カエデ,ナナカマド等樹林帯のネマガリ刈分け道を緩やかに登る。道幅は3m程で綺麗に刈払いが実施されている。天気曇8月なのに肌寒い気温の中を登る。5:52三合目標識440m付近通過。道の両側にはエゾアジサイ,ミヤマトウバナ,キンミズヒキ,ノブキがポツポツと少ない状況で咲いている。磨かれた赤土の滑り易い道を緩やかに登る。6:11四合目580m付近通過。両側は背丈を超えるネマガリと樹林で全く眺望が無い中を黙々と登る。所々に数年前の台風で根こそぎ倒れた,大きなダケカンバの倒木が有り,コガネギクが咲いている。これから先コガネギクはどこでも咲いている。6:30五合目通過。6:39水流の無いフンベツの沢680m付近通過。


五合目
フンベツの沢
六合目


 6:53~7:10六合目770m付近にて小休止。付近にはミミコウモリ,ツルリンドウ,サラシナショウマが1本咲いている。ここからも同じ状況の道を緩やかに登るが多少ダケカンバの樹高が低くなり,道に張り出した枝に頭をぶつけたりして登る。7:29七合目900m付近通過。次第にガスが掛かり風も出てくる。7:43ピリカ台標識960m付近通過。この付近から西へ緩やかに登り始める。樹木の樹高は更に低くなる。7:50八合目1000m付近通過。次第に傾斜は増すが厳しい登りではない。南風が多少強く寒さを感じながら,途中にエゾオヤマノリンドウが3本咲き,ハイマツも現れた稜線を登る。  
 8:10~20稜線1030m付近小休止。ここから少し登り9:23九合目標識1040m付近通過。次第に稜線北側のダケカンバ,ナナカマド,ミヤマハンノキ灌木帯の登りとなり,やがて傾斜が増してジグザグを切って登る。北側は風が当たらない為寒さは感じない。傾斜が落ちてきてトラバース気味に登り,灌木が切れると三角点と以前には観音像の有った台座の有る場所に出る。今は観音像は無い。10m程西に進み積丹岳と書かれた標柱の有る頂上に8:45着。
 ガスの中南風が強く北に少し下がり休憩する。雨具を着用し行動食を取り休憩する。全く眺望が無くただ頂上に来ただけである。記念写真を撮っていると5名の登山者がやって来る。

熊の糞? テントの沢
積丹岳頂上

 9:10下山開始。急なジグザグを下り稜線を下る。9:30九合目通過。稜線南側に出るとガスが切れ曇り空に神恵内村方面,古平方面,トーマル峠の橋等が眺望出来る。下ると直ぐに眺望は無くなり坦々と下る。9:50八合目通過。9:53ピリカ台通過。10:03七合目通過。10:20~35六合目にて小休止。10:45フンベツの沢通過。10:54五合目通過。途中より小雨が降り出す。雨量が少ないので雨具を付けずに下山を続ける。道は滑り易いので慎重に下る。11:07四合目通過。11:25三合目通過。11:30登山口駐車場に下山。11:45神威岬の見物に出発。
 12:20神威岬駐車場着。多くの観光客がいる岬への整備された遊歩道を歩く。セイヨウノコギリソウ,ツリガネニンジン,シュロヨモギ,クサフジ,カワラナデシコ,ハマナス,エゾフウロウ,キバナノカワラマツバ,ミヤギノハギ等が咲いている。神威岬先端で記念写真を撮り12:45~13:00灯台付近で行動食を取りながら小休止。13:30駐車場に戻る。13:40函館へ出発。17:30亀田支所にて解散。


神威岩を望む

神威岬先端にて

神威岬より積丹岳と余別岳を望む

 積丹岳はガスと風の中,頂上に立ちました。8月では滅多に無い寒さを感じる登山となり,体力の消耗は少なく余裕の登山でした。神威岬は薄曇りで気温は高く,夏の暑さを感じながらの観光でした。                             (N記) 

 

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