シャクナゲ岳~チセヌプリ 神仙沼コース 
平成20年9月6日~7日

メンバー 会員3名

9月6日 曇時々小雨 
14:00亀田支所出発。森~長万部の間は雨が降り続き,黒松内町付近からは曇りとなる。16:50新見峠目国内岳登山口駐車場着。ガスの中テント設営し17:15より夕食。
持ち寄りのおかずと野菜卵スープを食べ,ワイン,焼酎を飲みながら歓談する。キツネがテントの近くまで来て餌をねだっていたが,彼のために与えない。18:00過ぎより小雨が降り出し,降ったり止んだりの状況が続く。21:00就寝。


長沼からのチセヌプリ

シャクナゲ沼
シャクナゲ岳

 9月7日 曇 
 5:05起床。5:25昨夜のスープで朝食。5:40濡れたテントを撤収。雨は上がっているが,ガスで周りの山々の眺望は全くない。5:45出発。5:55神仙沼駐車場着。 6:05靄の様なガスの中遊歩道を進む。昨年あたりに旧木道の上に新木道が設置された様である。道幅2m程でバリヤーフリーとなっており,段差の有る所は迂回路が作られている。6:20長沼分岐を右へ入る。少し進むと木道は終わり,砂利の道幅3m程のダケカンバ樹林帯のネマガリ刈分け道を進む。6:35~38長沼。今年は水量が全く少ない状況である。長沼西側のネマガリ刈分け道を進む。道は所々ぬかるみダケカンバの枝を潜ったりしながら進む。途中ガスが切れ,チセヌプリが姿を現すが直ぐにガスの中に消える。次第に緩やかな登りとなり,ネマガリ刈分けの赤土の滑易い道を登る。花の終わりに近いコガネギクが僅かに咲いている。
 7:10~20シャクナゲ岳~チセヌプリ~長沼分岐三叉路880m付近にて小休止。シャクナゲ沼へ向かい緩やかにネマガリ刈分け道を登る。エゾオヤマノリンドウが僅かに咲いている。7:50シャクナゲ岳登山口990m付近を通過し,ダケカンバ,ナナカマド等の樹林帯の大きなゴロ岩の道を下る。
 7:57シャクナゲ沼着。ガスの中だが沼全体は見えるが,西に見える目国内岳見えない。南のシャクナゲ岳,北の1040m峰稜線が何とか眺望出来る。沼の水量は少なく,周辺の水草は黄色に枯れており秋の気配である。花は少なくエゾオヤマノリンドウ,ノリウツギが沼の周辺に咲いている。8:05シャクナゲ岳へ出発。来た道を戻る。


シャクナゲ岳の登り

シャクナゲ岳頂上

チセヌプリ頂上

 8:13~17シャクナゲ岳登山口にて雨具を着用する。昨夜の雨露に濡れたネマガリ刈分け道を登り,ダケカンバ,ハイマツ,ナナカマド,クロミノツゲ樹林帯の中の大きなゴロ岩等の岩場の道を登る。傾斜が緩み頂上稜線に出る地点から北を振り返ると,シャクナゲ沼が眼下によく見える。
 8:30標柱と広場の有るシャクナゲ岳頂上着。ガスの為眺望は全くない。行動食を取り休んでいると,函館ラサール高校のワンゲル7名,少し遅れ八雲高校山岳部7~8名が登って来る。秋の登山大会の下見との事である。多少話したりして過ごす。学生達が下った後,8:55下山開始。雨露に濡れた岩場を慎重に下る。9:10登山口通過しチセヌプリを目指す。相変わらずガスの為眺望は無いが,時々ガスが薄くなりチセヌプリの下部が見える程度である。9:30長沼~チセヌプリ,湯本温泉三叉路通過。
 コガネギク,エゾオヤマノリンドウがポツポツ咲く,緩やかにネマガリ刈分け道を下る。沢状を下り登り返して9:37チセヌプリ登山口から登り始める。ダケカンバ樹林帯のネマガリ刈分け道を登る。次第に高度が上がり樹高が低くなりハイマツが現れ,ネマガリも笹状となってくる。ジグザグ切りながら一歩一歩高度を上げる。頂上が稜線に出てハイマツ帯の中を進む。
 10:12チセヌプリ頂上着。頂上広場には標柱と石積みのケルンが有る。周りの山々の眺望はガスの為全く無い。北側の窪地には湿地と二つの小さな池が見える。行動食を取りながら休憩。風は無いが長く休んでいると寒くなり雨具を着用する。10:40記念写真を撮り下山開始。急な下りに入るとガスが切れ始め,チセスキー場リフト終点への道,シャクナゲ岳への道,シャクナゲ岳が見え始める。眺望を楽しみながら下る。


チセヌプリの下り

長沼

神仙沼湿地

 11:12登山口通過。緩やかに登り返して11:20長沼分岐三叉路通過。チセヌプリが見えるので写真を撮る。長沼を目指しガスの中滑り易い道を下る。沼周りの道を歩き11:55長沼着。水の有る場所まで行こうとしたが,遠いので中止し戻る。遊歩道に出て神仙沼へ向かう。途中で4名に出会う。今日の様な天気ではい一般の登山者は山へ入らないのであろう。山では高校生パティー以外に出会わない。木道には入り12:05神仙沼駐車場分岐。ガスの広がる木道を歩くと直ぐに小さな沼の有る湿地帯となる。花々は終わっており,僅かにウメバチソウがポツポツと咲いている。観光客が多いと予想していたが,我々以外に人はいない。
 12:15神仙沼着。沼の岸側にはミツガシワが多い。ベンチでのんびりと行動食を取りながら休憩。この間に7名がやって来る。12:35記念写真を撮り出発。ガスの中の湿地木道はなかなか幻想的な雰囲気である。大小のこじけたアカエゾマツの姿も幻想的である。 12:55駐車場着。13:05雪秩父温泉へ出発。13:15温泉着。14:20まで温泉入浴。色々な露天風呂に入浴し汗を流す。入浴料500円。休憩室でのんびり昼食を取り休憩。14:45出発。17:30亀田支所解散。
 天気予報では7日は9:00から微雨であったが,小雨も降らずガスの中の登山となりました。風も弱い状況で暑さを感じる状況でした。シャクナゲ沼で秋の気配を感じ,シャクナゲ岳,チセヌプリ,神仙沼は,まだ秋を感じる気配は少ない状況でした。所期の行動が出来,晩夏のニセコ山々,沼々を楽しむことが出来ました。             (N記) 

 

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