七 飯 岳 南尾根コース  平成21年2月22日

メンバー 会員8名,元会員1名 総勢9名

 8:05亀田支所出発。8:23七飯町城岱牧場への道車止め着。七飯町の3名は既に集まっている。天気予報は雪のち曇り。湿雪が休みなく降り続ける中,出発の準備をする。8:35出発。天気状況が悪いのでスキーはやめて3名がスノーシュー,他はツボ足で歩き始める。車止め手前で右に入る作業道に入り北へ向かう。吹雪の中新雪が10cm作業道を進むが,雪は軽くラッセルの苦労を感じない。



 8:50トドマツ植林帯の手前で,右の植林帯の尾根へ登る細い道に入り左上する。8:55尾根上に出て北に向かうと直ぐに雑木林樹林帯となる。新雪が降り続くが,まだトレースの跡はなんとか確認できる。慎重にトレース跡を辿り9:07採石場の使われていない作業道330m付近に出る。樹木が生えてきた作業道を進むと道が無くなり,9:17右手の斜面を登り採石場の使われている作業道に出る。横殴りの東風が吹く吹雪の中作業道を登る。ラッセルは次第に深くなり脛から膝程となってくる。途中から積雪の少ない左手の法面の上を歩いたりしながら進む。

 9:33~47高度410m付近の尾根取付き西側樹林帯で風を避け,小休止しながらワカンを着用する。ここからは急な法面を登らず,法面とのの境樹林帯を登る。大きな雷が2~3回鳴り緊張する。冬枯れのブナ,ナラ等の樹林帯を20~30cmの新雪をラッセルしながら登る。トレース跡は既に無く高みを目指し,吹雪の中黙々とラッセルを交替しながら登る。次第に傾斜は増し右手に樹林が切れる手前高度600m付近で,10:35~50小休止。
 ここから直ぐに樹林帯を抜け,雪原を20m程登ると牧場の柵に出る。強風の吹雪の中と考えていたが,予想に反し風は弱く降雪も少ない状況となってくる。視界も開けて天気は回復しつつある中,頂上を目指す。広い目標物の無い放牧場の中は,吹雪かれるとルートを失い易い。念のため柵や樹木に標識をつけ,樹木の有る斜面を登る。積雪は20cm程でラッセルは多少軽くなる。風向きが東から北西に変わっている。天気の回復に感謝し登高を続ける。頂上アンテナが見え始め,多少の地吹雪の中を登る。

 11:20頂上着。曇り空の中に函館市街地,大野平野,木地挽山,駒ヶ岳等が眺望出来,横津岳は雲の中である。風を避け今は使用されていないアンテナ小屋の南にて,行動食を取りながら休憩。Sさんはカボチャポタージュスープを暖めてくれ,全員ご相伴にあずかる。作ってくれた奥様にも感謝する。歓談しなが過ごし,頂上標識で記念写真を撮る。
 11:50下山開始。天気は曇りだが,登りのトレースを辿り快適に下る。牧場柵の下から樹林帯に入り下る。12:20尾根取付きの急な法面を10m程尻滑りで下る。作業道を下り12:37下の作業道に入る。12:42再び樹林帯に入る。12:50~55高度250m付近樹林帯を抜けた地点で小休止。13:07駐車地点に下山。
 13:15解散。

  城岱牧場に出るまでは,視界の悪い強風と吹雪の中でしたが,次第に天気は回復し所期の計画通り行動することが出来ました。吹雪の中のラッセル等を実感出来たと思います。短時間でしたが,久し振りに荒天の中を行動し良い訓練となりました。       (N記) 

 

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