毛 無 山 檜沢から北尾根~大石沼~740mコブ
平成20年11月23日

メンバー 会員9名,元会員1名総勢10名

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 6:55亀田支所出発。7:20七飯町で2名合流。7:42国道227号二股岳登山口駐車場着。ここで元会員と合流。久し振りに参加者10名と賑やかな山行となる。天気曇りであるが,天気予報では曇り時々晴で今後の荒天予報は無い。7:55出発。19日の降雪で山中の積雪を気にかけながら出発。江差方面に50m程進み,国道左手に有る檜沢の案内看板から大野川に下る道を下る。積雪10cm程である。8:00まだ橋板は外されていない吊り橋(檜沢橋)を右岸に渡る。ジグザグを切り5m程登りトドマツ植林帯を進む。直ぐに檜沢に下り木橋を渡り左岸の道を進む。積雪15cm程だが道ははっきりしている。木橋で右岸に渡り進むと砂防ダムが見えてくる。
 8:12ダムを越える右岸高巻き道に入り,檜沢の滝への道と北尾根を行く道との分岐を通過。積雪が多いので檜沢滝脇の急斜面の下りに,不安が有るため尾根道を行くことにする。

 ジグザグを繰り返しトドマツ植林帯を約60m程登り,北尾根の背近くまで登る。ここから尾根の西側の緩やかにトラバースをしながら高度を上げる。積雪が20cmを越えてきたのでラッセルを交替しながら登る。途中右下の檜沢には檜沢の滝が眺望出来る。8:42昨日のものと思われる大きな熊の足跡が,夏道を下から上に横断しているので写真に撮る。冬枯れのダケカンバ等の樹林帯のトラバースを続け高度を上げると,次第に右に左へ曲がり出し高度を上げる。高度510m付近から右に曲がり始め,やがて視界が開け大石沼沼畔に出る。

 9:05~15沼畔にて小休止。天気は曇りだが陽も差して暖かい。積雪は30cmを越えている。ここから沼一周の道を進み途中に左への道が有ったが,先に進むと沼を回りそうなので引き返し左の道に入る。ダケカンバ樹林帯から大きなトドマツ樹林帯の中の夏道をラッセルしながら登る。次第に積雪が多くなり夏道の形状が判断しにくい状況となってくる。ダケカンバ等に付けられた色あせたPPテープを見つけ夏道を確認しながら,ラッセルを交替して登る。東側に道は回り込み高度600mを越えると,コル650mは近いと感じるが,樹木の少ない禿げ山となり要所に標識を付けながら夏道らしき所を登る。

 10:25ブナ,ダケカンバの疎林のコル650m着。多少風は有り寒さを感じ風を避け休憩し行動食を取る。青空が出ているが全体的には曇り空で遠くは霞んでいる。10:40出発。ダケカンバとネマガリの多少急斜面を夏道通りジグザグにラッセルしながら登る。直線的に登りたいが,夏道を外すとネマガリに足を取られ苦労する。700mを越えると傾斜は緩くなるが,ラッセルは膝上となり一歩一歩の状況となる。早めに交替しながらラッセルを続け進む。

 11:15毛無山頂上300m程手前の740mコブ着。毛無山頂上は目と鼻の先に同じ様な高度に見えるが,計画時間より45分遅れており,ここで引き返すことに決定する。北から二股岳,駒ヶ岳,木地挽山,仁山,横津岳が曇り空の中に眺望出来る。駒ヶ岳は見慣れない形に見える。記念写真を撮り11:20下山開始。下りは天気も良く登りのトレースを下るので,早い冬山を満喫しながらのんびりと下る。
 11:40~55コル650mでのんびりと昼食。ここから少し下り樹木の無い場所は標識を回収しながら下る。更に下ると大きなトドマツ樹林帯となり,積雪の状況等雰囲気が良いので写真を撮りながら下る。メンバーの状況も冬山の雰囲気を楽しんで下っている。

 12:30~45大石沼沼畔で小休止。休憩中女性2名の登山者がやって来る。どこまで行くのか不明だが彼女らは登って行った。ここからの下りは多少緊張感も薄れるが,コースを確認しながら下山を続ける。13:12檜沢の滝分岐通過。沢沿いに下る。13:20檜沢橋通過。13:25駐車場に下山。13:35出発。14:15函館着。

 11月19日の降雪で山の積雪は多いことが予想されましたが,稜線では膝を越える50~60cmの積雪が有り多少苦労しました。幸い天気に恵まれ,メンバーも多く早期にラッセルを交替しながら登り,なんとか頂上手前のコブ740mまで行けました。もう少し頑張ると頂上まで行けたと思いますが,手前で引き返すのも余裕の内と思います。11月で本格的な冬山の厳しさ,美しさ等を十分に体験出来,雰囲気も満喫出来たと思います。 (N記)

 

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