白水岳 (南尾根コース)  平成20年 7月19~20日

メンバー 会員6名

7月19日 曇
 15:30亀田支所出発。15:45七飯にて2名合流。車2台で出発。O車は17:30平田内温泉露天風呂駐車場着。N車は大成町テックイランドまで行き,来過ぎたことを確認し10km程戻る。17:55駐車場着。ヒマラヤ等の話してどこを走っているのか,判断せず運転していた結果である。18:05駐車場にテント設営。18:15より夕食。持ち寄りのおかず,酒で宴会開始。メンバーそれぞれ色々なおかずを持ってくるので,食べ切れない程である。煮染め,卵焼き,生春巻き,ホルモン,イカ飯,鰯マリネ,野菜サラダ,一夜漬け,その他が有り嬉しい限りで,それぞれを賞味しながら歓談して過ごす。酒は日本酒,ビール,酎ハイ等を軽く飲む。
 男3名は19:40~20:10露天風呂に入浴に行ってくる。温泉は熱く,ホースの水を入れながら入浴する。20:30~55Wさん足湯に行ってくる。その後テントで話して過ごし21:30就寝。

 4:05起床。天気曇山々はガスの中である。4:30朝食。4:45テント撤収。5:03出発。露天風呂手前の作業道入口で登山届けを記入。草刈りがされた道を進む。右に曲がり直ぐ登山口の看板が有る。尾根道を登り右下に温泉施設を見ながら樹林帯尾根を登る。直ぐにトドマツ植林帯となるがやがて尾根の腹を巻き右にトラバースしながら登る。5:25今年は流れのある小沢を通過し尾根上へ登る。ネマガリ刈分け道の脇にはエゾアジサイ,ノリウツギ,ヤマブキショウマがポツポツと咲いている。トドマツ植林の急な道を直線的に登る。クルマユリがポツポツ,イチヤクソウ,キソチドリ?は1ヵ所,ウメガサソウは2~3ヵ所に咲いている。ブナ等の樹林帯となり黙々と高度を上げる。
 5:55~6:03左の沢に白泉の滝が見える広場540m付近にて小休止。付近には実を付けて多少黄色になったギンリョウソウが生えている。ここからもブナ樹林帯のネマガリ刈分けを登る。道脇には白い2輪の小さな花のツルアリドウシが所々に多く咲いている。登りは緩やかになりダケカンバも出てきて緩やかに下る。熊の沢との標識が有り,直ぐに道にネマガリ,ヨツバヒヨドリ,サワアザミ,その他の草等が道に被った場所をトラバースする。6:31小沢を渡る。緩やかに登り,6:35沢への下りとなる。トラロープの張られた多少急な斜面を下る。

 6:40二股の沢に下る。倒木を渡り滑り易い右股の右岸沢身を10m程登る。6:45アウンの滝下670m付近を通過。オニシモツケが多く咲いている。ここからは泥と岩の急斜面を登る。途中からトラロープが張られ落石に注意しながら慎重に30m程登る。ブナ,ダケカンバの尾根上に出てネマガリ刈分け道を登る。次第にネマガリ,ウド,草等が被ってきて足下の道を見て,掻き分けながら登る。開けたり被ったりする道を登る。
 7:05~20尾根上800m付近で小休止し水分補給。天気曇で風も無く蒸し暑いので大汗をかいている。ここからもネマガリ刈分けを時々掻き分けながら登る。7:37第2見晴台880m付近標識通過。900m付近からは背丈以上の大きなネマガリ,ウド,ヨツバヒヨドリ,その他の草が道を完全に覆った道を掻き分け登る。完全なブッシュ漕ぎの状況であるが,足下には道が有る。窪地状に見える道跡を目指しブッシュ漕ぎを続ける。

 8:10白泉岳東の肩着。曇のため眺望は全くない。濡れたブッシュ漕ぎで全身びしょ濡れで靴の中まで濡れている。気温が高く,風が無いため全く寒さを感じない。行動食を取り水分補給で小休止。8:23前白水岳へ出発。ダケカンバ,ナナカマド灌木帯を下り,緩やかな稜線東側の道を歩く。ミヤマセンキュウ,ヨツバヒヨドリ(赤,白),エゾシオガマ,イブキトラノオ,トウゲブキ等が咲く道を登る。次第に傾斜がきつくなり直線的に灌木帯を登る。8:52南白水岳南の肩1070m付近通過。灌木帯の小さなコブを1~2個越える。 9:00南白水岳頂上との標識の有る広場着。付近にはゴゼンタチバナが咲いている。暑さとブッシュ漕ぎで,予定より1時間遅れておりKさん,Oさん,Fさんがここで下山となる。9:10残り3名は白水岳へ出発。ダケカンバ等の灌木帯を下って行くと前述花々の他エゾカンゾウ,エゾニュー,ハイオトギリ,ヤマブキショウマ,シロバナニガナ,ハナニガナ,チシマアザミ,ヤマサギソウ?等が所々に咲いているコルを通過する。

 緩やかに登り9:25ダケカンバ下に広場が有る中白水岳通過。ここは熊石山歩会がテント場としていた場所である。緩やかに下り見晴らしが開け,曇り空に白水岳が眺望出来る。緩やかに下るが白泉岳の登りの同じ背丈を超えたネマガリ,ウド,アザミ類の草の被った道のブッシュ漕ぎとなる。低くなったり,薄くなったりするブッシュを掻き分けてコルから白水岳の登りとなる。傾斜が増すと道は開けブッシュ漕ぎの苦労はなくなる。
 9:53白水岳~見市岳分岐通過。左の刈分けを進み9:55白水岳頂上着。笹を刈払った広場が有り,北側が眺望出来るが,今日は曇のため何も見えない。白水岳頂上との標識が有るのみ。私以外は白水岳は初めてであり登頂を喜んでいる。行動食を取り,水分補給,記念写真を撮ったりして過ごす。

 10:13下山開始。先に下ったメンバーがいるので多少急ぎ下るが,ピッチは上がらない。花の写真を撮りながらの下りである。ブッシュを漕いで10:40中白水岳通過。お花畑を見ながら登り返して10:55~11:00南白水岳小休止。急な下りを下り稜線を歩き登り返し11:27~35白泉岳小休止。良く登ったものだと感心しながらブッシュを漕いで下る。アウンの滝への下りは慎重に下る。12:12滝の下通過。12:15二股通過。登り直して12:22熊の沢小沢通過。12:35~50白泉の滝上の水場広場で小休止。後は坦々と下る。13:20登山口登山ボックスに下山。13:22駐車場着。先に下ったメンバーは12:05に下山したとの事。13:35あわびの湯へ出発。13:41着。
 13:45~14:30入浴。入浴料450円。15:00まで休憩室でのんびり昼食を取りながら歓談する。
 15:10函館へ出発。16:50亀田支所にて解散。

 天気曇で無風,気温は高く蒸し暑い中,白泉岳への登りの藪漕ぎ,中白水岳からの藪漕ぎで体力の消耗した山行となりました。ここ2年~3年刈払いが行われていない状況で,ネマガリ,その他草等が伸びて場所によっては背丈を超える所もありました。足下にはまだはっきりと道が有りますので,山慣れしていると問題は無い状況です。それでも今後2年も刈払いが無ければ厳しい状況になると思われます。今年冷水岳は登山会が実施されたので多少状況は良い状況と思われます。しかし今後どうなるか解らないので,この山域の尾根コース登山は,藪漕ぎを念頭に入て入山しましょう。                   (N記)

白水岳の花々

 

inserted by FC2 system