蝦夷松山(笹流鉱泉コース)  平成21年3月15日

メンバー 会員3名,元会員1名

 3月15日 曇後時々晴
 6:50陣川栗の木公園まで車で入る。七飯からの2名も来ている。誰か先行している足跡がある。7:10までNIさんを待つが来ない。7:13NIさんが戻ってくる。テントを探して先に行っていたとの事。昨日の天気状況が悪かったので日帰りに変更したことを伝えなかった事を反省する。天気状況は時々雪が舞う曇りだが,天気予報は晴の良い天気である。これからの晴を確信し,7:15出発。2名はツボ足。2名はスノーシューである。昨夜の新雪が20cm程でラッセルは軽く作業道を進む。7:25夏に車を置く十字路着。ここから先は残雪も有り埋まりそうなので,ワカンを付ける。7:30出発。笹流れ鉱泉への作業道を進む。道左側に四国遍路の番号が付けられた石仏がポツポツと続く。笹流れ鉱泉分岐を過ぎ直ぐの二股を右に入る。次第に登りとなりやがて作業道は細くなってくる。300m付近からは急な登りとなりトドマツ植林帯の中を登る。新雪でコースが解りにくくなっているが,緑の○印が所々に有り,またトレース跡らしき所を辿る。やがて左に小沢が見えてきて,見当を付けながら夏道らしき所を下る。

 8:03水の流れの有る小沢を通過。新雪30cm程で古いトレースは不明瞭となり,夏の記憶と昨年の記憶で登る。雑木林に付けられた僅かな緑の○印も無くなり,古いピンクのテープが出てくる。樹林帯の歩き易そうな所を選んで,標識を付けながらの登りとなる。8:15~20高度360m付近で小休止。地図,磁石で確認すると,どうも西に寄り過ぎている状況である。
 ここからも歩き易そうなトドマツ植林帯の脇,雑木林帯のラッセルを続け登る。登り易い所を選び右左と登るので標識をまめに付ける。昨年とは異なり,新雪30cmが樹木に綿状に積もり雰囲気は良いが,夏道状は全く解らない。次第に傾斜はきつくなり,トド松樹林帯を避けたりして登る。傾斜が緩み9:00ゴルフ場からの作業道に出る。夏道から左北側を来た様なので,夏道に修正すべく右に作業道を進む。

 9:10蝦夷松山登山道との標識の有る夏道に出る。300m程北にずれていた様である。行動食,水分補給をして休憩する。9:20出発。トドマツ植林帯の中夏道コースを登る。9:30トドマツ帯抜け,蝦夷松山東の平坦地540m付近に出る。
 西の曇り空に蝦夷松山が,意外に近く眺望出来る。ここからはダケカンバ等の疎林帯で緩やかな登りで西に向かう。西風が多少強く吹く中,所々に標識を付けながら登る。樹木が混んできて600m付近から傾斜がきつくなる。頂上西側を目指してトラバースしながら緩やかに登る。昨年は頂上手前南のコルに出たので,更にトラバースをしながら登る。傾斜が更に傾斜がきつくなり,頂上を右後に確認出来る所から直線的に頂上稜線を目指して登る。ここでスノーシュのメンバーはスノーシューを置く。新雪は薄く固雪も出てきて,慎重に登る。10:00頂上北の稜線に出る。南の頂上への稜線は東側は切れており,西側の樹木の多い斜面をトラバースしたり,岩場を巻いたりし,慎重に通過する。

 10:05頂上着。曇りだが視界は利いて,南の函館市街地,北の稜線が眺望出来る。西風が強く,避ける場所がないので写真を撮り直ぐに下山とする。昨年は頂上手前で引き返したので,満足しながら慎重に下る。10:15~27頂上下620m付近で小休止。スノーシューを着用する。
 急斜面は慎重に下り,後は付けた標識を回収しながらのんびりと下る。10:37平坦地540m付近からトドマツ帯を下る。10:50作業道に出る。来たトレースを戻り10:58作業道から下る。登りのトレースを下るだけだが,コースを確認しながら下る。
 11:10~20高度400m付近で行動食,水分補給で小休止。多少緊張感が薄れながら標識を回収しトレースを辿って下る。11:40小沢を渡る。登り返してトドマツ樹林帯を通過し,作業道に出る。湿雪となった作業道を坦々と下り,12:07駐車地点に下山。12:25現地にて解散。

 前日の雨と強風の為テント泊を中止し,日帰りで実施しました。小沢を渡った付近から夏道は不明瞭となり,登り易い樹木の混んでない所を選び,ゴルフ場からの作業道に出ました。 蝦夷松山頂上へは西側を北にトラバースしながら登り,頂上北の稜線に出ました。固雪,氷も有る稜線は慎重に樹木の多い所をトラバースや巻いたりで頂上に立ちました。慎重に行動すれば問題は有りません。時間的には約5時間で往復出来る山ですので,今後冬山訓練にも利用したいと思います。     (N記)

 

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