恵山北461m峰  高原コース~南尾根  平成21年1月18日

メンバー 会員4名

 1月18日 晴
8:00根崎ラグビー場集合出発。8:45恵山公共駐車場着。賽の河原への舗装道路は除雪されており,スキーは中止としワカンとする。8:55出発。天気予報では1日中曇りであるが,晴の良い天気で恵山は青空に白く輝いている。車止めゲートから舗装道路を100m程進むと除雪は終了。ここでワカンを着用する。50cm程の新雪のラッセルをしながらジグザグの道路を上る。ワカン着用でも膝下までのラッセルで一歩一歩のんびりと進む。ラッセルを交替しながら進むが,久し振りになのでやはりしんどい。尾根上350m展望台入り口を過ぎると緩やかに下りとなり,海向山,賽の河原駐車場,目指す461m峰のパノラマが広がり写真を撮りながら進む。


恵山公共駐車場

道路を登る

461m峰

 10:30賽の河原駐車場上のログハウス管理棟着。行動食を取り小休止。461m峰は南尾根から登るのが最短のように見える。計画は火口原遊歩道を通り岬展望台分岐から東回りで登る予定だが,天気も良く最短コースの南尾根を登ることにする。10:45出発。
 灌木の火口原を北にラッセルしながら進む。枯れ草などの上に軽く積もった雪は,表面が多少固く下は柔らかいので,場所によっては太股まで埋まる。慎重に雪質に注意しながらラッセルするがズボズボと埋まり苦しいラッセルとなる。250m程進むと10m程の深い枯れ沢に出る。急斜面の比較的下り易そうな下降点を探し,冬枯れの枝を分けて下る。河床は10m程有り更に時々水が流れる幅2m深さ1m程の溝に下る。ここから南尾根に取付くが急斜面で雪が深く足が上がらない為,灌木の枝を手掛かりに強引登る。太股までのラッセルで30m程登りようやく雪が少なくなる。


ログハウス管理棟

南尾根に向けてラッセル

南尾根の登り

 南尾根上は北西の風が強い為,雪が少なくガンコウラン等が所々に出ている。薄い雪を選んで尾根を登る。深いラッセルから解放され,西に海向山,南に恵山,東に火口原等のパノラマを楽しみながらのんびりと尾根を登る。尾根上部に来ると踏み跡らしき道状も出てくる。
 11:30高度461mの頂上着。西の風が多少有るが,快晴の良い天気で360度の眺望を楽しみながら昼食を取る。今日の恵山周辺は我々4人だけの世界で,冬山の景観を存分に満喫出来る。先週荒天で中止し,今日来たことが結果的には良かったのである。

頂上直下 461m峰頂上
461m峰頂上

 12:00下山開始。登った南尾根を下る。眼下の賽の河原を目指し,来たトレースを辿る。登りに苦労した枯れ沢の横断も苦労なく通過する。12:30~35賽の河原管理棟で小休止。駐車場から緩やかに道路を上り返す。トレースが有りラッセルの苦労は少ない。しかし雪が柔らかいので夏道とは比較にならない程足は重い。尾根上展望台からは下りとなりジグザグ道を下る。天気は次第に曇りとなってくる。黙々と歩き続け除雪終点でワカンを外す。13:30駐車場に下山。13:40函館市恵山福祉センター温泉に出発。
 13:45~14:30温泉入浴。今日の多少茶褐色の温泉は,熱い状況で入浴者の大半はぬるい方に入っている。15:05まで大広間の休憩室で行動食を取りながら休憩。ここはいつ来ても入浴客は少なくのんびりと入浴し,休憩出来る良い場所と思われる。15:10函館へ出発。16:00根崎ラグビー場にて解散。


頂上からの恵山

頂上から丸山(古部岳)
頂上からの海向山

 先週中止となり,行けそうなメンバーに参加を呼びかけると4名の参加が有り実施しました。晴の良い天気に恵まれ冬山を十分に楽しむことが出来ました。スキーを使用したら計画通りのコースを登ったと思いますが,ワカン使用となったので南尾根を登りました。枯れ沢の通過と,火口原の深いラッセルに苦労しましたが,登り2:30,下り1:30短時間の山行でしたが冬の恵山周辺を十分に堪能することが出来ました。 (N記)

 

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