羊 蹄 山 (比羅夫コース)   平成19年8月18日~19日

メンバー 会員7名

8月18日 曇後晴
 13:55亀田支所出発。17:00比羅夫コース登山口駐車場着。17:15駐車場隣のキャンプ場にテント設営。キャンプ場にはテント3張り。駐車場には車10台程があり,車で泊まる人もいる。17:30より駐車場にて夕食開始。持ち寄りのおかずを肴に日本酒,ビール,焼酎等を飲みながら夕食を取る。各家庭それぞれに色々な料理が有り思わぬ発見もある。トイレの街頭が有り明るい中,飲み歓談しながら楽しい時を過ごす。20:00就寝。

8月19日 晴 
4:00まだ薄暗い中起床。4:20昨夜の味噌汁で朝食。テントは濡れているので乾燥のため張ったままにする。4:55出発。5:00登山ボックスで記帳し出発。大きなカラマツ,トドマツの樹林帯の登山道を進む。道脇にはミヤマトウバナ,ノブキ,エゾアジサイ,キンミズヒキが花を付けている。次第に細い登山道となり5:25右手の尾根に取り付きトラバースしながら登る。キツリフネが少し咲いている。5:30風穴520m着。涼しい風が出ているとの事。ダケカンバ,ミズナラ等の樹林帯の急な道をジグザグを切って登る。道湿って岩は濡れており滑り易い急登を登る。
5:47~57二合目610m付近で小休止。西斜面で陽が当たらない為休んでいると寒くなる。ここから尾根上のダケカンバ,エゾマツ樹林帯の中の道を登る。多少傾斜は落ちるが結構な登りである。6:10三合目720m付近通過。大きなエゾマツが所々に有る,岩と木の根等の階段状の道を登る。6:25四合目830m付近通過。気温が低く余り暑さを感じない,両側はネマガリの同じ様な日陰の樹林帯の尾根道を登る。所々にヤマハハコ,コガネギクが咲き,サラシナショウマは1本咲いている。
 6:57~7:10五合目1030m付近で行動食,水分補給で小休止。樹髙の低くなったダケカンバの下に広場が有る。西にはニセコアンヌプリと市街地が眺望出来る。ここからはダケカンバ,カエデナナカマド等の灌木帯となり幅2m程の溝の中の道を登る。湿った泥や皪,岩等の道で次第に急登となりジグザグを切って登る。7:35六合目1200m付近通過。急登の灌木帯の道を同じようにジグザグを切って登る。七合目までの登りが一番長く感じられる登りである。
 8:05~20七合目1390m付近で小休止。ダケカンバの樹林帯の中である。大汗をかいているが,陽が当たらないので寒さを感じる。イワギキョウが一輪咲いている。灌木樹林帯の傾斜の増した岩,石,泥の道をジグザグを切って登る。8:45八合目1560m付近通過。次第に灌木は背丈ほどとなり,羊蹄山西側斜面上部が見えてくる。

 9:05~20九合目1670m付近避難小屋分岐にて小休止。岩のガレ地で小屋方面と頂上へと標識が有り,ロープでルートが確保されている。西にはアンヌプリ,スキー場の眺望がある。付近にはイワギキョウ,ウメバチソウ,イワベンケイ,ウラジロタデが咲いている。のんびりと行動食と水分を取り休憩し眺望と花々を楽しむ。左の頂上への道に入り灌木帯をトラバースして行く。ナガバキタアザミ,オニシモツケ,ハクサンボウフウ,コガネギク,ヤマハハコが咲き,オトギリソウ,イワブクロの花は終わりに近い。マルバシモツケも僅かに咲いている。灌木のクロマメの木には果実が付いており,食べてみるがまだ酸っぱい。北山分岐へのガレ道にはイワギキョウが沢山咲いている。
 9:42北山分岐のコル1870m通過。左の北山経由で頂上へ向かう。母釜を1周するように子供達の七夕の願い事が防水紙にプリントされた物が置かれている。なぜこのようなことを実施しているのか解らないが,関係者は30人以上いるようである。北山を登り頂上へ向かい9:53外輪山稜線の道に出る。左の京極コース頂上を目指す。弱い北風が心地よいが多少寒さを感じながら岩の外輪を登る。
 10:07~15全員京極コース頂上着。記念写真を撮り下の岩場で行動食,水分を取り暖かい陽を浴びて,のんびりと休憩。遠くにニセコ連山,岩内市街地,日本海,積丹半島,余市岳,眼下には京極町の街,畑等が等が眺望出来る。
 10:35下山開始。岩稜を下り10:54北山分岐。付近にはメアカンキンバイがまだ数輪咲いている。左の父釜外輪を下る。サマニヨモギ,オノエリンドウ,ウラジロタデが咲いている。途中から母釜外輪へ入る。エゾオヤマノリンドウが咲いており秋が近いことを感じる。11:02北山分岐のコル通過。登りのコースを下る。花々の写真を撮りながら下る。 11:13九合目避難小屋分岐通過。ここからは体力勝負で気合いを入れて下る。岩と木の根,泥の急な道は滑り易いので慎重に下る。11:21八合目通過。11:40~50七合目にて小休止。12:05六合目通過。12:20五合目通過。慎重に下るも時々足を滑らせる。暑さで大汗を流し疲労が増してくる。12:38~50四合目にて小休止。多少傾斜が緩むが気を抜けない。13:02三合目通過。13:16二合目通過。13:27風穴通過。13:27尾根取付き下通過。平坦な下りを黙々と歩く。13:53~14:05全員駐車場に下山。休憩後テント撤収し14:30函館へ出発。17:40亀田支所解散。 
天気に恵まれメンバー全員頂上まで登れました。暑さを心配しましたが,西斜面の為陽が当たらず涼しい中を登れました。8月の色々な花々を楽しむことも出来,何か解らないイベントにも出合う事も出来ました。下りは体力勝負でなんとか下りましたが,長い下りと再度実感しました。                               (N記)

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