札 幌 岳 冷水コース         平成19年9月8日〜9日

メンバー 会員7名

9月 8日 曇後晴 
台風9号が早く抜けたので予定通り12:55亀田支所出発。長万部,中山峠で休憩し豊平峡ダムへの道に入る。16:53電気バス駐車場手前の登山口駐車場着。17:05テント設営中にミニパトカーで警察が巡回警備に来る。多少話し,車上狙いが発生しているので回っているとのこと。17:10テント設営完了。直ぐに外で夕食の準備をしながら,各自持ち寄りのおかず,酒で飲み始める。ワイン,ビール等を飲みながらそれぞれのおかずを回して食べ盛り上がる。18:00を過ぎると薄暗くなりランプを付けての宴会である。20:00頃にはテントに入り就寝。

9月 9日 曇時々霧雨
5:00起床。5:20朝食。テントのフライが濡れているが,混雑を予想し撤収する。さらに車を駐車場の入口近くに移動する。登山口近くの奥は車上狙いがされ易い。窓を割られたガラスが落ちていたのでやられる可能性はある。
 6:00出発。樹林帯の中の作業道の様な幅員の広い道を進む。道脇にはキンミズヒキ,ヨツバヒヨドリ,ノブキが咲いている。大きなトドマツ植林帯を抜けて直ぐ6:15左岸へ飛び石伝いで渡る。6:23丸太で作られた滑りそうな橋で右岸へ渡る。トドマツ植林帯を進み,6:35トドマツの尾根に取付く。緩やかな尾根道を進む。6:45作業林道660m付近に出る。この林道は登山口左手から続く林道である。入口にはゲートが有り鍵が掛かっているのを,今朝確認したのである。
 6:53まで休憩し出発。樹林帯の道を進み7:00冷水沢支流の小沢を渡り尾根の登りとなる。次第にダケカンバ,エゾマツ等の樹林帯となり右下に冷水沢を見ながらトラバース気味に緩やかに登る。以前フィックスの有った場所は知らずに通過する。7:18高度780m付近で左岸へ飛び石で渡る。ダケカンバ,ミズナラ,エゾマツ樹林帯をジグザグを切って登り,左下に沢を見ながら尾根の腹をトラバースしながら細い道を登る。
 7:33涸れ沢を渡り冷水小屋860m付近に着く。左手には導水管で水が出ている。小屋入り口付近で小休止。枕木のような大きな角材で作られた大きな小屋を覗いたりしたら,若い人が出てきて休んで下さいとの事。霧雨が降り出すが雨具を付ける程でもない。行動食を取りこれからの急登に備える。
 7:45出発。小屋左手からいきなりの急登が始まる。ダケカンバ,ナナカマド,ミネカエデ等の尾根をぐんぐん登る。急がず黙々と登ると次第に傾斜が落ちてくる。8:15高度1060m付近より,ネマガリ刈分け道をトラバース気味に緩やかに上り下りをして登る。

 8:33高度1120m付近からさらに傾斜はなくなり,ダラダラとネマガリ刈分け道を進む。次第に傾斜の緩い僅かな水の流れのある小沢状の道となる。
 8:48〜55高度1140m付近で小休止。ここからも緩やかな登りでダケカンバ,ミネザクラ,ナナカマド,ハイマツ等の灌木帯を登る。道脇にはコガネギクがまだ咲いている。頂上が近いと感じながら灌木帯を登るが,樹が2mを越えているため眺望はない。もちろん曇でガスのため眺望は期待できない。
 まだかまだかと歩き9:15頂上着。途中で我々を抜いていった2パーティーが休憩している。広い平坦で岩が多少出ており南側に三角点が頂上が有る。南東の風が多少吹いており,風を避けて灌木の陰で行動食を取る。天気曇のガスで眺望は全くない。晴れていれば札幌市街地,周辺の山々の眺望を楽しめるが,今日は全くだめである。記念写真を撮り休憩する。

 9:40下山開始。登った道を淡々と下る。時々登山者に出合い,札幌近郊の登山者の多さに感心する。急斜面も慎重に下る。10:30〜43冷水小屋下で小休止。小雨が降り出し雨具を着用。左岸を下り10:50右岸へ渡る。10:57昔のフィックスの個所を確認。11:01支流の小沢を渡る。11:07〜13作業林道にて小休止。雨具を脱ぐ。キノコの多いトドマツ樹林帯を下る。11:26左岸へ渡る。11:31右岸へ渡る。11:43登山口に下山する。天気は青空も出ている。
 12:00喜茂別温泉へ出発。12:40喜茂別温泉フルップの湯着。プレハブ作りの小さな温泉である。入浴料200円。12:45〜13:30貸し切り状況で温泉入浴。
13:35〜14:00温泉裏の芝の広場にて昼食を取る。この頃には晴の良い天気になっている。14:05函館へ出発。17:15亀田支所にて解散。
 台風一過の青空を期待した山行でしたが,残念ながら天気は曇時々霧雨でした。気温は余り高くない為,暑さで疲れることなく予定通りの行動が出来ました。喜茂別温泉も貸し切りで入浴出来ましたので山行,温泉共に満足出来ました。             (N記)

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