乙 部 岳 新道沢コース〜尾根コース  平成19年9月22日〜23日

メンバー 会員5名

9月22日 曇
15:25亀田支所出発。15:45七飯町でOさん合流。17:10尾根コース登山口広場着。少し戻るとトイレがある。17:20テント設営。17:30テント内で夕食。各自持ち寄りのおかずで飲み始める。ワイン,ビール,酎ハイ等を飲み,汁物は鮭鍋である。飲み語り楽しい時間を過ごす。20:00就寝。

9月23日 晴 
5:25起床。5:50昨夜の鮭鍋で朝食。テントは夜露で濡れており乾燥の為撤収しない。天気は予報通り快晴である。6:15出発。林道を戻り沢コース登山口へ向かう。6:20登山口着。ここでOさん知人の3人が車で来る。草等が被っていそうなので,露に濡れるのを嫌い雨具を着用する。6:26登山ボックスで記帳し出発。林道から1回ジグを切って台地状に出て杉植林帯を登る。6:33沢への下りとなる。6:35川原の杉植林帯の道を進む。今回は草刈り整備がされておりすっきりとした道を進む。
 6:49姫川支流280m付近を左岸へ渡渉。多少水量は多く慎重に飛び石を渡る。ブナ,ナラ等の樹林帯の中を進む。ミズの葉が多い道を進むが,花の季節は終わりに近くイヌタデ,エゾイヌゴマが咲いている。多少の高巻きの上り下りをしながら登る。7:04行者洞330m付近着。大きな岩の庇状にしめ縄が張られ,奥には九郎岳神社の小さな祠が置かれている。7:06出発。同じ様な左岸の道を進み7:13右岸340m付近へ飛び石で渡渉。
 ネマガリ刈分けの道を進み7:21九郎岳社分岐着。九郎岳社への道も刈払いが行われている。行動食を取り水分補給をして小休止。7:30出発。道にはキンミズヒキ,ダイモンジソウが僅かに咲いている。7:34左岸360m付近へ渡渉。7:40右岸400mへ渡渉。7:51左岸420mへ渡渉。7:59右岸480mへ渡渉。ネマガリ刈分け道を進む。8:06小沢500m付近を渡る。8:08高度520m付近尾根取付き着。ネマガリ刈分けの中,これからの尾根の急登に備え行動食を取る。


 8:18出発。直ぐに尾根の急登が始まりジグザグを切っての登りとなる。ブナ,ダケカンバ,カエデ,ナナカマド等の樹林帯を登る。オオカメノキは赤い実を付け,クロモジは黒い実を付けている。ジグザグを繰り返し高度を上げる。ゴガネギクがポツポツと僅かに咲いている。8:48〜53高度770m付近で小休止。振り返ると高度が上がっているのを実感する。ジグザグに登り8:57大きな岩の右側を通過。
 樹高の低くなった樹林帯を登り,次第に左へのトラバースとなる。右上には大きな天狗岩が樹木の間から見える。9:09天狗岩が右に見える860m付近通過。天狗岩の写真を撮りながら,丈の低い笹の刈分け道を登る。ジグザグを繰り返しダケカンバの樹高の低さ等で,稜線が近い事を感じながら登る。江差町方面の鴎島?,元山風力発電プロペラを眺望し登る。
9:25稜線960m付近に出る。陽が当たらない西側を登って来たので,東からの太陽の光を受け暖かい中,行動食,水分を取り休憩する。9:40出発。ダケカンバ,チシマザクラ等の灌木と笹刈分けの道を登る。9:51高度990m付近,憩い岩を右に見て通過。
樹林帯のトンネル状を通り,9:53尾根コース分岐八合目990m通過。直ぐに視界が開けハイマツが現れた稜線上を進む。乙部岳頂上パラボナアンテナドームを見ながら緩やかに950mコルへ下る。コルからは稜線通しに西に駒ヶ岳,横津岳等を遠望し笹刈分け道を登る。西側はダケカンバ ,ナナカマド,ツゲ等の樹林帯で ,東は笹の斜面である。
 10:15〜17全員乙部岳頂上着。方位版の周辺で行動食を取りながら休憩する。アンテナドームの右には木造のトイレが有る。頂上からの眺望は快晴で空気が澄んでおり,北に雄鉾岳,遊楽部岳等が,北東には羊蹄山が,東には駒ヶ岳,横津岳,南には七ッ岳,大千軒岳,登って来た稜線,西には乙部町市街地,奥尻島等が確認出来る。


 10:48下山開始。来た稜線を写真を撮りながら下り,コルから登り返す。11:10新道尾根コース分岐。ネマガリ刈分け道を下りやがてダケカンバ樹林帯下る。次第に尾根は細く痩せてきてトラ縄の張られた細い道を上り下りとなる。11:42コブ820m通過。次第に緩やかな下りとなり11:58〜12:05ブナ樹林帯のネマガリ刈分け780m付近にて小休止。ここからはさらに緩やかな下りとなり綺麗なブナ樹林帯の中を歩く。650m付近から多少急な下りとなり600mコルから少し登る。
 12:20〜25九郎岳社分岐620m付近小休止。道は刈分けが行われているので,沢コースと繋がっている様である。ブナ等の樹林帯の下りは,次第に傾斜が増してジグザグを切って下る。右手に沢状を見ながらどんどんと急斜面を下る。登りには利用したくない下りである。傾斜が落ちてきて緩やかな尾根上の下りとなりやがて杉植林帯の下りとなる。
 12:50鳥居と登山ボックスと九郎岳社の説明版の有る登山口に下山。12:58テント撤収。13:10ウズラ温泉へ出発。13:50温泉着。13:55〜14:40温泉入浴。入浴料400円。貸し切りとは言わないまでも客は数える程しかいない。15:00まで休憩室で昼食を取り休憩する。15:05出発。15:45七飯町にて解散。
 快晴微風の絶好の天気に恵まれ,沢コースから尾根コースを回ることが出来ました。頂上,稜線からは噴火湾,日本海の眺望を楽しむことが出来ました。変化に富んだ面白いコースですが,尾根コースは下りに使用するのが良いと思われます。

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