三森山  南尾根コース       平成20年3月29〜30日  

メンバー 会員5名

3月29日 晴
 16:05根崎ラグビー場出発。16:45松倉林道松倉川取水口入口除雪車回転場所着。17:00テント設営。17:30夕食。各自持参のおかず,豚汁を食べながらワインを飲 みそれぞれの近況,山の話,パソコン等を話題に歓談する。20:00就寝。

3月30日 快晴
 5:40起床。6:10より朝食。6:20にはKさん合流する。テントは乾燥の為張ったままにする。6:50出発。高気圧が張り出し荒天の気配が全くない,快晴の良い天気の中歩き出す。心配なのは鉱山跡からの尾根の積雪状況である。今年は残雪が少ないのでブッシュ漕ぎが予想される。7:00大船林道を300m程進み右手から合流する矢別ダムへ抜ける林道に入る。トドマツ,杉の植林帯の傾斜のきつい林道を3回ジグザグを切って登る。
 次第に傾斜は落ちて緩やかな登りとなり,伐採跡地,トドマツ,杉の樹林帯を進む。北正面には563mの岩壁を見ながら歩く。残雪が所々に現れる。途中2カ所古い作業道が右から合流するが直進する。傾斜がきつくなりUターンして398mコブの南側を回り込む。ここからは残雪が多くなり固い雪の上を歩く。緩やかに下りまた緩やかに登り返して進む。陽当たりの良い林道法面には福寿草が結構咲いている。

 8:03〜17上女岳沢を渡る鉱山跡地入口で小休止。林道はUターンして先に続くが,車では渡れない程荒れている。上女岳沢右岸を残雪を拾いながら進む。倒木を越えたり古い道跡らしき所を歩き,積み石やコンクリート構造物の有る場所を通過する。途中左からの2本の小沢を通過する。
 8:30尾根取り付き点400m付近着。見覚えのあるオンコの木が有る。笹,灌木等の生える古い道場を登り尾根を目指す。残雪は全くなく道跡も直ぐに無くなり腰丈の笹を?き分け登る。ブッシュは意外に薄く登高には問題無い。所々に赤布の標識を着けながらブナ,ナラ等の樹林帯の笹を漕ぎ登る。尾根は平坦で多少細くなり道幅1.5mの古い作業道に出る。9:04〜18尾根上550m付近で小休止。

 樹木が多く伸びた作業道を緩やかに下る。9:33広い林道620m付近に出る。例年は横断し直進するが,ブッシュが多いようなので林道を進む。300m程進み右手残雪の多い所から例年のコースをめざし登る。疎林の平坦地に出て北に向かう。9:43林道660m付近に出る。林道左手200m先には夏道登山口が見える。林道を進み9:50看板と鐘の有る登山口通過。
 80m程林道を進み例年のコースに取り付く。ブナ,ダケカンバの樹林帯の急登を登る。所々残雪が薄く滑るネマガリの上を歩く。残雪を求め急登を登ると次第に頂上稜線が見えてくる。雪庇が50〜100cm程出ているが,今年は全く小さい。登り易い所を登り10:15南峰頂上稜線に出る。残雪の稜線を歩き小さなコブを越えて,最後は30m程を登る。

 10:25〜35全員頂上着。頂上標識と鐘が有る。鐘を吊る枝は折れているが鐘は落ちていない。天気快晴風弱い中頂上で行動食を取りながら休憩。眺望は360度。函館山,市街地,当別丸山,蝦夷松山,雁皮山,横津岳,袴腰岳,海向山,恵山等が眺望出来る。
 11:03記念写真を撮り下山開始。来たトレース通り下る。11:10稜線雪庇を下る。11:17林道に出る。ここからは例年のコースを下る。途中ブッシュが有ってもどんどん下る。

 11:20林道横断。11:23林道横断。11:25大きな熊の足跡を見つけ写真を撮る。爪の跡がはっきり残り余り時間はたっていない。11:30林道横断。11:38古い作業道に入る。ここからは雪は少なくなり,笹のブッシュを下る。赤布標識を回収しながら下る。11:58鉱山跡尾根取り付き通過。沢右岸を下る。
 12:09〜25鉱山跡入口林道で行動食を取り小休止。林道の途中までの登りは,残雪の上は歩き難いので路肩を歩く。下りになると次第に雪は無くなり黙々と林道を下る。
 13:33〜40全員駐車地点に下山。テント撤収し13:50出発。14:15根崎ラグビー場解散。


 快晴の天気に恵まれ,残雪の三森山頂上に立つことが出来ました。今年は雪解けが早く,南尾根の残雪が少ないことが予想され,ブッシュ漕ぎを覚悟の山行でした。しかし尾根取り付きからの笹のブッシュは腰までしか無く,上部は林道を利用したりで登ることが出来ました。下りは例年通り直線的に下り,ネマガリブッシュが多少有りましたが,問題無く下れました。鉱山跡地から林道には以前には無かった鹿の足跡が結構有り,生息範囲が拡大している様でした。                                (N記)

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