小 鉾 岳 北東尾根コース         平成19年10月20日〜21日   

メンバー 会員5名

10月20日 雨時々曇
 天気予報では微雨との予報の中14:50亀田支所出発。道道野田生桜野線に入ると雨になる。中二股林道へ入りトドマツ植林帯を左折し,16:30牧草地の幕営予定地着。雨,風が強く適当な幕営地でない為,戻り中二股林道を進むがここも適当な場所が無く,道道野田生桜野線の車止めまで戻る。この先が砂利道で雨水が少ないので幕営地と決定し,雨があがるのを待つ。16:45〜16:55雨があがり急いでテント設営。17:00過ぎより持ち寄りのおかずで飲み始める。ワイン,ビール等を飲み,Fさんのキナバル登山を聞いたして歓談する。雨は強く降ったりあがったりで降り続ける。20:00就寝。

10月21日 曇
 6:00起床。明け方から雨はあがっている。6:20昨夜の卵スープで朝食。6:40テント撤収。6:50出発。6:55登山口下の駐車場着。天気は曇り空で雲の動きが速く雨が予想され雨具を着用し,7:05出発。林道法面を登りいきなり北東尾根をジグザグに登り出す。トドマツ植林帯の登りをぐんぐんと高度を上げる。やがてダケカンバ,ブナ,ナラ,カエデ等の樹林帯の急登を登る。道は幅2m程にネマガリが刈られ良く整備されている。
 花々は既に何も無く,僅かにツルリンドウの赤い実が少しある。落ち葉と刈払いの道を登る。ブナ,カエデ類の紅葉,黄葉は進んでいるがダケカンバはまだ青みがある。次第に尾根は痩せて7:35尾根上の岩410m付近を右に巻く。細い尾根を進み7:47泥と岩の壁6m程を慎重に登る。ここからも細い急な尾根を登る。尾根上は時々風が強くなり,ごうごうと樹木が音を立てて揺れる。次第に尾根は広くなり傾斜も落ちてネマガリ刈分け道を登る。
 8:06〜15高度580m付近にて小休止。ここからもネマガリ刈分け道でダケカンバ,ブナがポツポツ有る尾根上を登る。次第に小鉾岳頂上岩峰群が曇り空に眺望出来る。高度が上がり道にザラメ雪が現れ始める。風は強く吹いているが我々には直接当たらない。
 8:40頂上手前二つめのコブ通過。緩やかに下り,登り直して8:47頂上手前のコブ770m通過。尾根が細くなり左側はすっぱりと切れており,年々浸食が進んでいるようである。8:48コル着。ここからは土壁の急な壁で灌木の根,枝を手がかりに登る所である。 8:53〜9:00初心者もいるので安全のため6mmロープを15m程フィックスする。荷物を置いてシュリンゲ,カラビナをセットし一人一人登ってもらう。
 9:05頂上着。所々にすっすらと雪が有り周りの樹木は紅葉,黄葉が進んでいる。西側の岩峰の方が標高が高いがここが頂上で三角点がある。頂上標識は北に10m程進んだ場所にある。風が有り寒いので写真を撮り,9:12下山開始。フィックスロープを一人一人慎重に降りてもらう。9:20フィックスを回収しコル出発。落ち葉刈払いの笹等の上に雪が有り滑り易いので慎重に下る。

 9:45〜10:00高度570m付近で小休止。周りはカエデの紅葉が美しい。緩やかにネマガリ刈分けを下る。次第に樹林帯の細い急な尾根を下る。6m程の泥と岩の壁も慎重に下る。緊張感を持って下るので余り疲れは感じない。
 10:37登山口駐車地点に下山。10:47桜野温泉熊嶺荘へ出発。10:55温泉着。
11:00〜12:00貸し切りで温泉入浴。入浴料500円。ここの温泉の温度は比較的低く,長湯が出来る。12:30まで食堂で昼食を取りながら休憩。12:35函館へ出発。
14:00函館着。Iさん宅にて解散。
20日は天気予報では微雨の予報の中出発し,雨の合間にテント設営。21日は雨模様の天気でしたが,幸い雨に遭わずに晩秋の小鉾岳を楽しむことが出来ました。山の樹木の紅葉,黄葉も進んでおり楽しむことが出来ました。小鉾岳は行動時間が短い山ですが,細い尾根の登り下り,頂上直下の急斜面の上り下り等,緊張感の有る山行が出来ます。    (N記)

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