函館岳連交流登山会(袴腰岳) 赤川アメダスコース  平成19年8月25日~26日

参加者 会員3名, 函館山の会7名,ビルゴ山岳会1名

 8月25日 晴
16:50亀田支所出発。17:00笹流れダム駐車場着。山の会メンバー7名は既にテントを張り,焼き肉の準備も完了している。我々も急ぎ近くにテント設営。17:10より懇親会に参加しジンギスカンをご馳走になりながらビールを飲み歓談する。ここ数年のこの交流会への参加は,当函館山岳会,函館山の会,熊石山歩会だったが,今年はビルゴが参加し熊石山歩会は不参加である。17:30ビルゴのIさんが合流する。毎年参加のメンバーもおり懐かしく近況を話したり,昔の話をしたりで過ごす。持参のビール,焼酎,ワイン,ブランデー等を飲みながら,時間の過ぎるのを忘れて語りながら飲む。結局22:00過ぎまで飲み就寝。山の会のメンバーはまだやっていた。

8月26日 曇
5:00起床 。 5:25朝食。今日の行動は各山岳会の独自での行動であり,山の会は後発が8:00に来るのを待ってからの行動との事で,我々3名は予定通り行動することを伝える。テント撤収し6:00笹流れダム出発。中野ダムから赤川林道に入り,途中車止めが有り鍵がかかっていないので,鎖をおろし元に戻し入林する。6:30アメダス登山口着。 6:45出発。トドマツ植林帯の道を進む。6:53湿地帯通過。ここには新たに丸太で作られた橋,木道が設置されている。付近にはウツボグサ,ヨツバヒヨドリが咲いている。トドマツ帯を登り7:11作業道に出る。途中にもあったが,立派な新たな標識が付けられている。支柱の丸太には道有林,函館サンモリッツクラブとの銘板が有る。20m右へ進み右の登山道に入る。7:13作業道を横断し直進する。7:15黒井川林道に出る。ここにも新しい標識が設置されている。7:17赤川林道と合流し右折する。ここにも新しい標識が有る。150m程進むと左手に登山口で7:20通過する。
 新しい標識はここにも有り,解り難い場所には全て設置されている。学大山の会の標識,遭難対策協議会の標識と3種類の標識が付けられおり,迷う心配は全くない。細い登山道となり 尾根へトラバースしながらの登りとなる。キンミズヒキ,ノブキ,エゾイヌゴマがポツポツと咲いている。尾根上に出るとトドマツ植林帯の直線の道となる。植林を抜け一度緩やかに下りまた登りとなり,トドマツ植林帯の690m付近で7:52~8:05小休止。  天気曇で太陽の直射が無いので比較的涼しいが残暑は有る。トドマツ植林帯を右へ回り込むように登り,さらに左へ登って行くとダケカンバとネマガリ刈分け道の緩やかな台地状となる。ネマガリ刈払いは良く行われており2.5mの道幅が確保されている。7:16左へ曲がり三角山への急登となる。3回程ジグザグを切り登る。ノリウツギが所々に咲いている。
 8:35三角山883m着。新しい標識が設置されている。これは学大山の会が設置している。薄いガスだが眺望は無い曇り空である。行動食,水分を取り8:45出発。860mコルまで緩やかに下り,ダケカンバのネマガリ刈分け道を登る。道脇にはツルリンドウ,コガネギク,ノリウツギ,ヨツバヒヨドリ,ヤマハハコがポツポツ咲いているが数は少ない。この尾根は刈払いが3年も行われないとネマガリは両側から被って来る場所である。傾斜が増して来てジグザグを切り,左へトラバースすると草付きと灌木の沢状の登りとなる。 ジグザグを切って登り9:27稜線1050mに出る。ガスで眺望は全くない。南の風が有り涼しさを感じる。ダケカンバ等の樹林帯を1040mコルまで下り,ここから笹,ダケカンバ,ミネヤナギ,ナナカマド等の灌木帯の急登となる。尾根上を登ったり南面をジグザグを切って登ったりで高度を上げる。
 9:43袴腰岳頂上着。天気曇のガスで眺望は全くない。今年山岳会での袴腰岳は3回目だが全てガスの中である。行動食,水分を取り休憩する。気温が高く汗が引いても余り寒さは感じない。のんびり休憩し,記念写真を撮り10:10下山開始。
 急斜面を慎重に下り登り返して10:18稜線からの下降地点通過。沢状を下りトラバースをしてネマガリ刈分け道の下りとなる。ここで山の会メンバー10名程と出会う。三角山当たりでであると予想していたが,意外に早く出会う。Sさんが私の忘れた食器(コッヘル)を持ってきてくれ感謝した次第である。蒸し暑い中の下りを黙々と続け,多少登り直して10:43三角山着。水分を取り休憩。10:55下山開始。
 緊張感も薄れてきて黙々と下る。11:03三角山登り取付き通過。11:30林道登山口着。急ぐ事はないのでトドマツ林内でのんびり休憩。11:47出発。12:13アメダス登山口に下山。12:20出発。13:00五稜郭着。 
25日の交流会では,焼き肉をご馳走になりながら親睦を深め,登山は各会の判断での行動となりました。登山は曇で眺望の無い中の,約6時間で行動でした。低山のこの時期の花々は少ない状況で限られた花々しか見られませんでした。            (N記)

 

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