袴 腰 岳   赤川アメダスコース 平成19年5月13日

メンバー 会員6名

 6:50天気予報では曇り後微雨であるが,横津岳,袴腰岳は曇り空の中に望まれる状況の中,亀田支所出発。7:03〜5中野ダム駐車場でOさんと合流し出発。7:22アメダス登山口着。7:30出発。アメダス右手からトドマツ植林帯の中を緩やかに登る。根から倒れているトドマツが結構ある。道脇には青花のキクザキイチゲが咲いている。まだ春が早い状況である。緩やかに下り7:37水芭蕉の咲く湿地帯を通過。ここからもトドマツ植林帯の登りである。エンレイソウが所々に咲いている。7:53作業道に出る。微雨が降り出し雨具を着用する。8:05出発。左に20m程進み右手の登山道に入る。8:07作業道を横断。8:08黒井川林道に出る。左に40m程進み,8:10白沼経由の林道に出る。
残雪が有り入林した車の後がある。付近にはまだ蕗の薹しか見られない。右に150m程進むと左に林道登山口が有り,8:14通過。
 登山道となりネマガリ刈分け道を進む。次第に尾根をトラバースしながらの登りとなる。南面で日当たりが良いのでエゾエンゴサク,キクザキイチゲが結構咲いている。ここにも青花のキクザキイチゲが少し咲いている。尾根上に出てトドマツ植林帯の中を緩やかに直線的に登る。やがてネマガリ刈分け道となり緩やかに下り,トドマツ植林帯,ブナ,ダケカンバ樹林帯を緩やかに登る。天気は曇りで時々微雨の状況で多少ガスっている。次第に平坦なブナ,ダケカンバの樹林帯の道となり,残雪が出てくる。
 8:45〜53高度730m付近にて行動食を取りながら小休止。ガスが多小濃くなり視界は150m程である。ここからは残雪の上を進む。平坦で目標物が無く赤布の標識を付けながら進む。わずかに残っている登山者のトレースを参考にしてコースを確認しながら登る。
9:07夏道が出ている三角山への登り780m付近通過。しばらくは夏道を登るが次第に雪となり,標識を付けながらガスの中のトレースを辿ったり,適当に判断したりで登る。
 9:27三角山頂上着。ガスの中眺望は全く無い。気温は寒さを感じない程度で風は多少ある。雨は上がっている。行動食を取り写真を撮り過ごす。9:40出発。少し下ると尾根上は全て残雪となる。ブナ,ダケカンバ等の樹林帯の広い尾根を標識を付けながら登る。視界7〜80m程で風は多少ある中,黙々と北を目指して登る。次第に高度を上げて左へのトラバースの道に出る。稜線が近いことを確認する。沢状の残雪や夏道を登ると稜線に出る。10:20稜線1050mを通過。少し下りコルから左手の夏道を探して入る。笹とダケカンバ,ミネヤナギ等の灌木の夏道をジグザグを切って登る。

 10:34袴腰岳頂上着。風を避けて北側の樹林帯の中で昼食を取りながら休憩する。ガスの中全く眺望が無く,5月4日同じ天気状況である。雨が降っていないのがわずかな救いである。計画では烏帽子岳往復であるが,天気が悪いので中止とする。
 記念写真を撮り10:57下山開始。ポツポツと雨が降り出し,風も少し強い中東斜面のジグザグを下る。コルから少し登り返し11:04稜線からの下降口通過。沢状を下り東にトラバースして三角山への尾根に入る。雨は上がるがガスっており,登りのトレース,標識を頼りに下る。ダケカンバ,ブナの広い尾根はガスっていると現在地の判断が難しい。緩やかに登り返して11:27三角山着。
 小休止を取り11:30下山開始。トレースを辿り下ると所々に夏道が出てくる。11:40三角山への登り口通過。残雪のトレースを辿り所々の夏道を歩く。次第に積雪は無くなり夏道を下る。12:04林道登山口着。トドマツ樹林帯で小休止。12:15出発。黙々とトドマツ樹林帯を下り,湿地を過ぎ12:45アメダス登山口に下山。12:52出発。13:10中野ダム。13:25亀田支所解散。 
天気予報は微雨でしたが,たいして雨に降られることなく,視界不良のガスの中を登って下山した山行となりました。ガスで雨具着用し結構汗等で濡れる春山登山となりましたが,袴腰岳登頂の最低目的は達成出来たので充実感はありました。アメダス登山口付近から600m付近まではまだ初春の状況,その上は春間近の状況でした。        (N記)

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