蝦 夷 松 山 笹流れ鉱泉コース         平成20年3月1日~2日  

メンバー 会員7名(日帰り1名)

 3月1日 曇
15:55亀田支所支所出発。16:10陣川温泉から先の劇団こぶし座前で除雪終点。二股の作業道が有り,右股には入りテントを設営することにする。16:40整地後テント,ツエルトを設営。17:00より夕食。各自持参のおかずを食べ,ビール,ワイン,焼酎等を飲みながら宴会となる。久し振りのテント泊で,初めての冬期テント泊のメンバーもおり,山の話,世間話で歓談する。21:10就寝。
 3月2日 曇後時々晴
 6:00起床。Sさんが来て6:30より朝食。6:50よりテント撤収。7:20出発。スキー4名,ワカン,スノーシュー3名で古いトレースが有る左の作業道を進む。新雪3cm程のラッセルは問題無い。7:35十字路を右折し笹流れ鉱泉への道を進む。7:45鉱泉分岐。直ぐに二股で右股に入り多少急な作業道を登る。ダラダラと冬枯れのブナ等の樹林帯尾根上の作業道を進む。

 7:55~8:10トドマツ植林帯の登り手前300m付近でスキーをデポし,ワカンを着用する。トドマツ植林帯を登り,古いトレース辿る。ピンクテープ,ペンキの表示が有り夏道通りに進む。やがて下りとなり8:30小沢を渡渉し,沢状を登る。古いトレースはここで引き返している。冬枯れの雑木林帯をラッセルしながら登る。積雪は1m程で樹木が薄い道状を登る。無雪期には気付かなかったが意外にカーブして登っている。
 新雪10cmのラッセルは軽い。小さな上り下りをしながら進み,所々にトドマツ植林帯が現れる。多少急なトドマツ植林を登るとゴルフ場からの作業道に出る。9:10~30のんびり休憩し,行動食,水分を補給する。天気曇だが函館市街地は眺望できる。

 ここからもトドマツ植林帯を登る。9:47植林帯を抜け笹と疎林の平坦地に出る。西の曇り空に蝦夷松山頂上が眺望できる。冬枯れのため岩山で有ること実感できる。
 頂上目指し新雪のラッセルをしながら西に進む。次第に傾斜がきつくなり,夏の岩場コースを避けて南側の腹をトラバースにかかる。雑木が多く,また大きな岩の凸凹,小さな沢状を越えたりで次第にラッセルが苦しくなる。右手を見ると頂上稜線に出る急な樹木の多い沢状が有り,ここを登ることにする。急斜面の為腹から胸までのラッセルとなる。膝を利用し一歩一歩足場を固めて登る。木の枝を手掛かりにしたりで登る。樹木が混んでなければ雪崩の危険が有り,絶対に登らない斜面である。
 スノーシューの2名は急斜面を嫌い,さらに西に小尾根を越えて登っている。ワカン組5名は10:35稜線に出る。出た場所は頂上と前衛峰とのコルである。西に頂上標識が確認出来る。頂上へは岩場を登るため断念し写真を撮り直ぐに下山。急斜面を慎重に下り,途中から2名は下山を伝える為,スノーシューのトレースを登る。こちらも結構な傾斜で10:50頂上下20m付近で苦労している2名に合流。頂上は目と鼻の先で,登るには時間もあったが,下で待つメンバーもいたので下山とする。状況が解ったので来年再度来ることにし,写真を撮り下山。

 11:00頂上の下60m付近で待つメンバーと合流し昼食を取る。11:10下山開始。登りのトレースを下る。天気は次第に青空が出始めている。11:25疎林平坦地。トドマツ植林帯を下り作業道を横断して下る。途中5~6名のパーティーが登って来る。稜線までトレースが有ることを伝える。
 12:00~10小沢渡渉点で小休止。12:25~30スキーデポ地でスキー着用。12:50~13:05全員駐車地点に下山。下りはワカン,スノーシュー組が早い。13:10出発。13:25亀田支所解散。
 残念ながらルート判断の間違いで頂上岩場の手前稜線に出てしまいました。戻り頂上まで20m程まで行きましたが,頂上への思いが薄く,来年の挑戦としました。冬期の蝦夷松山は初めてでしたが,ラッセルの状況にもよりますが,3時間30分から4時間で登れることが解りました。頂上への急斜面70~80mのラッセルが問題ですが,今回で目処がつきました。来年再度挑戦しましょう。                       (N記)

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