蝦 夷 松 山~雁 皮 山 笹流れ鉱泉コース   平成19年11月4日  

メンバー 会員5名

  11月4日 晴
高気圧の張り出しによる良い天気に恵まれ,7:25亀田支所出発。陣川温泉先のこぶし座からの林道を進む。7:35笹流れダムからの道と交わる十字路の先に駐車。7:45四国遍路88番が彫られた石仏の置かれた道を進む。ブナ,ナラ等の黄葉が進んだ道を進む。
7:52笹流れ鉱泉分岐。直ぐ先が二股で右股に入る。緩やかに登り7:58トドマツ植林帯の多少急な細い作業道を登る。この道は40年程前まで南茅部の磯谷温泉へ送電線の道で,
所々に倒された電柱が有る。次第に傾斜は緩くなりやがて下りとなり8:13小さな流れの小沢を通過。ここからは直線的に緩やかに登ったり,急登となったりしながらトドマツ植林帯とネマガリの道を登る。
 8:37ゴルフ場からの作業道480m付近に出る。行動食を取り休憩。8:50出発。トドマツ植林帯を登って行くとネマガリ刈分けの平坦な場所に出る。蝦夷松山登山道の標識が有る。西に向かってネマガリ刈分けを進む。次第に傾斜が増し岩と樹木の登りで直ぐにフィックスロープの張られた急登を登る。この上の2m程のフィックスの有る岩場を通過。30m程頂上への稜線を進み9:18頂上岩場の下のコル着。フィックスロープが張られた岩場は3m程だが,その下も急斜面なので5mmのロープを15m程フィックスする。シュリンゲとカラビナをセットし慎重に一人一人登る。

 9:35全員蝦夷松山頂上着。周辺の樹木の葉は落ちて冬枯れである。函館市街地等を眺望し小休止。西風が有り多少寒い。9:45雁皮山へ出発。フィックスの有る所も有る岩の灌木の稜線を,慎重に登り下りしながら進む。部分的に細い所や東側が切れてる所等が有り,小さなコブ等を越え西側をトラバースしたりで進む。10:10~18古いフィックスを手がかりに左から岩をヘツル場所で,慎重を期して5m程ロープをフィックスし上から越える。ここからは稜線西を歩き,10m程フィックスの張られた急登を登りさらに細い稜線を登る。10:24石楠花山720m通過。緩やかに下りネマガリ刈分けのコル通過。次第に急登の笹刈分け道を登る。
 10:35雁皮山頂上着。頂上広場で行動食を取り水分補給。天気は晴だが意外に雲が多い。横津岳,袴腰岳,泣面山,三森山,鱒川,寅沢,恵山,函館市街地,函館山等の眺望を楽しむ。男女2名が来たが直ぐに下っていく。陽が当たると暖かい中,のんびりと休憩して11:10下山開始。来たコースを慎重に下る。11:20石楠花山通過。11:25フィックス回収。小さな上り下り慎重にを繰り返し稜線を歩く。

 11:50蝦夷松山頂上着。12:05まで休憩し下山開始。一人一人ロープで確保しながら下ってもらう。岩場下コルでフィックス回収し12:16下山開始。2m程の岩場続く急斜面をいずれもフックスを利用し慎重に下る。12:34~45作業道で小休止。登りのコースを下る。小沢を越えたトドマツ樹林帯で道が不明瞭で多少迷う。作業道二股の下の笹流れ鉱泉入口を13:23通過し鉱泉へ下る。硫化水素の臭いの小沢を確認する。赤い鉄の橋を渡り高野山真言宗神山教会の看板着。13:30~40空海の絵,曼荼羅の絵が張られた休憩所,空海石像,不動明王の石像,大岩の上にある石仏等を見物して回る。

 13:55駐車地点に下山。横浜から来て函館に滞在している夫婦と,ハイキングコースについて話す。
14:10出発。14:24亀田支所にて解散。
 天気に恵まれ晩秋の山々の稜線は冬枯れで葉が落ちすっきりとしており,見通しが良い山行でした。蝦夷松山,雁皮山は低山ながらも,岩場が有り,稜線は岩と細い所,フィックスの張られて所等が有り,多少緊張感を味わいながら楽しい山行が出来る山です。 (N記)

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