恵 山  権現コース           平成19年12月16日

 メンバー 会員10名

12月16日 晴
 7:25根崎ラグビー場出発。鎌倉市から久し振りに参加したSOさんを含め,メンバー10名の賑やかな山行となり車3台で出発。旧モンテローザ入口を過ぎて直ぐ8:12恵山温泉駐車場着。天気快晴恵山頂上は見えないが,これから登る車道の続く尾根は青空の中である。気温が低く多少風も有り寒さを感じるが,積雪を想定した計画で有り何も問題ない。

 8:25出発。舗装された観光道路は冬期閉鎖でゲートが閉じている。のんびりと話をしながら乾いた道路を8回程ジグザグをお繰り返して登る。高度360m程の展望台を過ぎると下りとなる。東の陽光を浴びて冬枯れの海向山,461m峰等が輝いている。緩やかに下り賽の河原駐車所から一段上がり遊歩道320m付近に出る。9:10~25小休止。
 快晴の青空の中に5~7カ所から噴煙を上げる恵山が輝いている。風が多少強く寒さを感じ雨具を着用する。雪は無いが風と寒さは本番の冬山である。遊歩道を進み左右に二股となり左に入り,直ぐお地蔵さんを巡る踏み跡に入る。ガンコウランの脇の裸地等を進むと所々にお地蔵さんが設置されている。中には寒さ対策の綿入れや,紫の着物を着せられたお地蔵さんも有る。供物に靴等の日用品が供えられものもある。さらに進むと高田屋嘉平の船が難破した事等の説明文を記した,海上安全祈願をした古い碑も有る。

 遊歩道に出て9:40権現コース登山口通過。ここからは火山礫,岩等の山肌に付けられた道を登る。丸太の階段の道や,緩やかに大きくジグザグの道を登る。振り返ると火口原の北西から北に雪の少ない海向山,461m峰,岬展望台が眺望出来る。北風が強まりフードを被って登る。次第に噴煙の風下となり硫化水素の臭いの中を登る。中毒の危険も有るが,風が強いので大丈夫と判断するが,根拠に多少の不安を感じながら登る。
 大きな岩,岩峰等が至る所に有り,高度計以外に現在地の確認は難しい。今日は夏と同じ状況だが,積雪状況でガス等で視界の悪い時には慎重な判断が要求される。570m付近からは2~3cm積雪の平坦な道となり頂上を目指して登る。朝日の陰になり青空の中,山の黒,雪の白,コントラストの強い景観を進む。

 10:30恵山頂上との標識のある岩峰着。記念写真を撮る。10:40ブロック作りの神社着。周辺は石積みで囲われ塩ビの大きな鳥居が有り,建物の中には太鼓が有り鏡等が祭られている。石積みの囲いの中で風を避け,暖かい陽を浴びて行動食,水分補強等をしてのんびりと休憩する。
 11:00記念写真を撮り下山開始。女性3~4名,男性1名の登山者がやって来る。登りのコースをのんびりと景観を楽しみながら,写真を撮ったりして下る。11:40権現コース登山口通過。遊歩道を下り,遊歩道合流点近くで記念写真を撮る。
 12:00賽の河原駐車場通過。舗装道路を緩やかに上り後はジグザグを繰り返して坦々と下る。12:35~45全員駐車場に下山。12:55出発。
 13:00恵山市民保養センター着。13:50まで入浴。今までになく入浴客が多いが,洗い場が無い程ではない。休憩室で昼食を取りのんびりと休憩する。14:30函館へ出発。15:18吹雪模様の根崎ラグビー場着後解散。
 天気快晴に恵まれ,冬山では珍しい絶好の登山日よりの中,恵山を楽しむ事が出来ました。
鎌倉から参加のSOさんをはじめ,メンバーも10名と最近になく多い状況で,楽しい登山となりました。12月で寒気が入り北風は冷たく,冬山を実感しましたが,余裕の山行が出来ました。今回の恵山は積雪は少なっかたのですが,積雪の多い状況の恵山は地形も複雑で,吹雪の中等ではルート判断等に苦労する山ですので,特別と考えた方が良いと思われます。                                      (N記)

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