羊 蹄 山 喜茂別コース  平成18年8月19日〜20日

メンバー 会員3名

8月19日 曇
 13:55亀田支所出発。17:05喜茂別コース登山口駐車場着。作業道は先に続くが車止めゲートが有り先には行けない。17:15テント設営。車2台がゲートを開けて降りてくる。曇り空に羊蹄山が大きく望まれる。17:30より夕食。テント内で豚汁と各自持ち寄りのおかずなどで,飲みながらの夕食となる。ワイン,チュウハイを飲みながら歓談して過ごす。21:00就寝。

8月20日 曇
 4:30起床。夜間は気温が高くシュラフから出た状態で朝となる。4:50朝食。テント撤収し5:20出発。羊蹄山はガスの中で全く見えない。左エゾマツ,右トドマツの植林帯の砂利の作業道を進む。5:30作業道は左へ曲がり,直進する登山道を進む。幅の広い道を進み両サイドには広く開けた伐採後地が有る。5:35作業道横断。5:36作業道横断。5:45作業道横断。5:55作業道横断。右手には砂防ダムが見える。ここから本格的な登山道となる。直ぐにフィックスのある急斜面を登り,左手に沢を見ながら,ナラ,ミズナラ,ダケカンバ等の大きな樹木の樹林帯の道を登る。気温が高く大汗をかいての登りとなる。広い根曲り刈分け道はエゾアジサイ以外はほとんど花は咲いていない。エゾチドリの様なランが3〜4本咲いている。
 6:20〜30高度730m付近樹林帯で小休止。二日酔いのため体調は,最悪でふらふらしながら登っている状態でる。ここからも樹林帯の中,傾斜の増した根曲り刈分け道を登る。ガスが掛かり眺望は無い中,黙々と大汗をかきながら一歩一歩登る。
 7:15〜25高度1060m付近小休止。ここからは樹木は多少低くなりダケカンバ,ナナカマドの樹林帯の登りは目標物が無く,黙々と登り高度計で現在地を判断しながら登る。道にはコガネギク,アザミの一種,ツルリンドウの花が現れ始める。とにかく気温が高く,風も無く蒸し暑い中の登りを続ける。
 8:10〜20高度1390m付近樹林帯で小休止。すでにダケカンバ,ナナカマドの灌木帯となりハイマツも出ている。登るにつれ花が多くなり始める。コガネギク,ヤマハハコ,エゾオヤマノリンドウ,ウメバチソウ,シラネニンジン,ホツツジ等が咲いている。オトギリソウは花が終わっている。ハイマツや灌木帯の急登や,小さなジグザグを切りながらの登りを続ける。ガスが薄くなり,次第に高山の雰囲気となってきて,花々が多くなる。
 9:10〜25高度1700m白ペンキで九合目と書かれたガレ場の広場で小休止。イワギキョウ,ウラジロタデ,エゾオヤマノリンドウが付近に咲いている。イワブクロの花は終わっている。頂上間近であり,のんびりと休憩する。ここからは笹と低いツツジ類,ハイマツ,ミネヤナギ等の灌木帯の中をジグザグに登る。ガレ場も出てきて不明瞭な場所には消えかけた白ペンキの目印が付いている。薄いガスの中に喜茂別頂上が見え始め,人がいることが確認できるようになる。頂上直下のガレ場にはイワギキョウが群れで咲いている。
 9:45標柱のある頂上着。3人程人がいる。頂上外輪山および噴火口は薄いガスがかかっているが,時々ガスが晴れて噴火口底や比羅夫コース,京極頂上から歩いている人々が見える。京極ピークへ行くことはガスっているのと面倒なので取りやめる。行動食を取り水分補給をしながら休憩する。汗で全身濡れているが気温が高く,微風が有るが寒さを感じない。京極ピークから3人程やって来る。写真を撮ったりしながら過ごし,再びガスが晴れるのを待つがなかなか晴れないので下山とする。
 10:20下山開始。ガレ場と笹の道を下る。振り返ると頂上は青空である。10:35
九合目通過。灌木帯の急斜面をドンドンと下る。次第に暑さと疲労で足下が危うくなる。11:05〜15高度1270m付近小休止。さらに気力での下山を続ける。ただ黙々と足場に注意しながら下る。11:45〜55高度870m付近小休止。傾斜が緩くなり次第に気力が低下するが頑張って下る。12:15〜25作業道横断550m付近小休止。気力で歩き続け12:45駐車場に下山。12:55出発。13:10〜50真狩温泉入浴。入浴料500円。大広間で駒大苫小牧と早稲田実業の高校野球決勝を見て休憩。14:10出発。17:10函館着。
 曇の天気でしたが蒸し暑く気温が高い中,二日酔いの体調不良も重なり,苦しみながら頂上に立ちました。頂上では僅かなガスの晴れ間の眺望を楽しみ,途中では色々な秋の花々も楽しむことが出来ました。登り下り共に大汗をかいての行動となり,2gの水分補給となりましたが,思う存分飲むには3gは必要でした。                 (N記)

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