横津岳 七飯大沼スキー場から1030m付近まで 平成19年3月11日

メンバー 会員4名 

 7:50亀田支所集合出発。天気予報では9:00〜12:00は晴れ風は強く12:00からは,低気圧の前線通過後の冬型の気圧配置が強くなり雪の予報である。8:25七飯大沼スキー場着。ゴンドラは9:00より運行開始で,ロッジ内で休憩する。9:00ゴンドラが動き出し乗ろうとすると,係員から事務所で登山届けを出してくれと言われ,事務所へ行きメンバー全員の氏名,住所,電話番号を記入し,登山届けを提出する。
 9:10ゴンドラ乗車。9:30ゴンドラ頂上駅着。天気曇りで西の風が強く,横津岳方面は全く見えない状況である。9:37加藤さんはスノーシュー,他のメンバーはスキーで出発。9:50リフト終点から少し下った940m地点から左手の横津岳北尾根に入る。大きなブナ,ダケカンバ等の疎林帯を緩やかに下りすぐに緩やかな登りとなる。北西の風が強く地吹雪状でトレースは,すぐに消える状況なので赤布の標識を付けながらラッセルを続ける。新雪の20cm程のラッセルはあまり苦労を感じない。後ろを振り返り標識を確認しながら次の標識を付け登る。次第に傾斜が急になりジグザグを2回切って登り,傾斜が緩くなる。左手に沢を見ながらブナ,ダケカンバの樹林帯を登る。樹木が多少混んでいる所もあり,標識を見え易いように注意しながら付けて登る。
 10:30樹林帯を緩やかに下り,横津岳北尾根半分の地点に出る。風は相変わらず強く視界も悪く,時々吹雪く状況であり,これから先は樹木は低くなり厳しい状況が予想されるので,ここから下山と決定する。
 10:35写真を撮り下山開始。シール着用のまま登りのトレース,標識を回収しながら下る。北西の強い風が顔にまともに当り頬が痛い状況で下る。場所によってはトレースは無くなり標識を頼りに下る場所もある。急斜面の場所は慎重にジグザグに滑りながら下る。
 10:58リフト終点着。11:10まで風を避けて行動食を取り小休止。11:12シールを外しスキー場を慎重に滑る。11:15ゴンドラで下るKさんと別れる。残る3名はゲレンデを慎重にスキー滑降を楽しみながら下る。登山靴にスキー装着であり足首が固定されない,不安定なスキー滑降は無理は事故の元となる。滑っては休み,滑っては休みを繰り返しゲレンデを滑る。
 11:40ゴンドラ乗車駅着。Kさんは10分程前には着いたとの事。12:00までロッジにて休憩し,事務所に下山報告をする。12:10スキー場出発。12:55亀田支所にて解散。
 天気予報で好天は期待出来ず,強い風も予想される中の山行となりました。横津岳北尾根を半分程まで行き,視界不要の中の強い風,地吹雪,寒さ等,冬山の本当の厳しさを1時間程体験して来ました。今年は暖冬で積雪も少なく本格的な冬山は無かったので,久し振りの良い訓練になったと思われます。                       (N記)

inserted by FC2 system