余 市 岳 キロロスキー場コース   平成18年9月2日〜3日

メンバー 会員6名,会友1名,他1名    

9月 2日 晴
 13:00亀田支所出発。16:45キロロスキー場からの林道入口着。Yさんはすでに到着している。鍵のかかった車止めゲートが有り,通行禁止となっている。看板が設置されており,平成17年6月より通行禁止となったのであろう。駐車場はスキー場のを利用して良いとのこと。16:50仕方なくキャンプ地を探しに国道393まで戻り小樽方面へ進み,直ぐに左手に舗装道路が有り左手の高台へ登っていくと,別荘分譲地が放置された場所に出て行く。17:00アスファルト舗装された分譲地の道を進み,平坦な広い舗装された広場が有り,ここをキャンプ地とする。17:15テント2張り設営完了。直ぐに外で各自持ち寄りのおかずで宴会となる。豪華な夕食となり食べきれない程の食料が並ぶ。酒を飲みながら歓談し料理を食べる。酒も色々あり各自好みのものを飲む。19:00暗くなりテントに入るが,今日はこれで終りとして19:15には就寝。

9月 3日 晴
 4:50起床。5:10朝食。5:30テント撤収。5:38キロロへ出発。5:45スキー場駐車場着。6:00出発。左にパークゴルフ場とスキー場を見ながら,簡易舗装の林道を進む。緩やかな登りで次第にスキー場から離れ,ダケカンバ,カエデ,エゾマツ等の樹林帯を進む。途中2回のS字カーブで登り,やがて緩やかに下り芝の張られたリフト乗り場に着く。途中には花の終わりかけたヨツバヒヨドリ,コガネギク,ツルニンジンが咲いている。ここにはエゾオヤマノリンドウが7〜8本咲いている。
 7:00〜05全員登山口着。道が終わり左の芝を少し登った所が登山口である。入口には大きな余市岳登山道入口と書かれた看板が設置されている。ここからはYさんらとは別行動とする。7:15出発。ヤナギ,カエデ等の樹林帯の左股の沢の右岸沿いの道を登る。7:20小沢を渡る。7:23道の崩落が有り,沢身を歩く。右岸を進み,途中にはミミコウモリ,トリカブトが少し咲いている。7:30左股の沢を飛び石伝いに左岸へ渡る。カエデ,ナナカマド,ミヤマハンノキ等の樹林帯の中の緩やかな根曲り刈分け道を登る。幅3m程の道は刈分け手入れが良くされており,朝露で濡れることは無い。大きなダケカンバの樹林帯の道となり,一度少し下りミズバショウの有るぬかるみを超えると傾斜も強くなってくる。ダケカンバ樹林帯の急登を黙々と登る。南には時々余市岳頂上が望まれる。次第に傾斜が緩くなりナナカマド,カエデ等の樹林帯の根曲り刈分け道となる。やがてハイマツ帯のダラダラの登りとなり,ツルリンドウ,ヤナギランがわずかに咲いている道を登る。展望台を目指し1時間を超えて登る。

 8:25展望台着。ハイマツと笹の中に10畳程の広場が有る。展望台となっているが高さが1.5m程のハイマツで囲まれているため,あまり展望は良くない。南のドーム状の余市岳は青空の中に間近に見える。8:40出発。笹とハイマツの中を南のコルを目指して下る。
 8:47コルにて白井右股川コース合流。コルからは余市岳北東尾根の2m程のナナカマド,ダケカンバ,ハイマツの中をジグザグを切り登る。振り返ると展望台から飛行場と呼ばれる平坦な台地状が眺望出来る。やがて水の流れる流水講の様な小沢状の,小岩の多い道を登る。
次第に傾斜が緩みハイマツ,ナナカマドのトンネル状の道を登る。エゾオヤマノリンドウが数本咲いている。ハイマツの中の道を歩き9:25ケルンと観音像の有る広場着。頂上は300m先との看板が有る。眺望が良いのでザックを降ろして写真を撮ったり眺望を楽しむ。9:30頂上へ出発。ハイマツの道を進むと直ぐに山火事のため裸状になったハイマツの中の道を歩く。
 9:35頂上着。快晴無風に近い天気状況の中行動食を取り水分補給。大汗のため多少冷んやりするが寒さは感じない。北には朝里岳,防火帯の切られた通称飛行場,小樽市街地,余市市街地,石狩湾,西には積丹連山,アンヌプリ等のニセコ連山,羊蹄山,尻別岳,南には無意根山,遠くに恵庭岳,風不死岳,東には定山渓天狗岳等が眺望出来る。一人の登山者が走ってやって来る。聞くと白井右股川コースを7:30に出発して来たとの事。5時間30分のコースを2時間チョットで来た様である。記念写真を撮ったりしてのんびり休憩する。 10:00下山開始。10:05ケルン通過。来たコースを忠実に戻る。10:10頃Yさんら2名と挨拶をして別れる。ルート確認の為写真を撮りながら下る。登って来る登山者と出会う事が多くなる。10:32白井右股川コース分岐通過。登り返して10:45〜52展望台にて小休止。ここでも登山者がポツポツと来る。札幌近郊の山だけに登山者が多い事を実感する。ここからの下りは緊張感を多少持ちながら下る。急な下りは慎重に下り, 11:30左股の川を渡渉。11:42〜55芝生のスキー場登山口にて行動食取り,水分補給で休憩。ここには利用出来る綺麗な水洗トイレが有る事を確認する。作業林道を少し登り返し,後は緩やかに下る。気力だけで林道を歩く。12:40〜43全員スキー場駐車場に下山。予定外の林道歩きの為,温泉入浴時間が無くなり,昼食を取り帰りのエネルギーを補給する。13:00函館へ出発。17:05亀田支所着。

 快晴に近い天気に恵まれた中で,夏山雰囲気の余市岳を登る事が出来ました。予定外の林道通行止め,キャンプ地探し等をそれなりに乗り越えて,参加者全員が頑張りなんとか2時間プラスで行動出来ました。温泉入浴はカットされましたが,札幌からの会友参加も有り,メンバーには楽しい山行になった事と思われます。              (N記)

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