長 万 部 岳 七曲りコース   平成18年5月13日〜14日

メンバー 会員3名

5月13日 晴

14:55亀田支所出発。17:00旧大峰温泉前着。ここまで道路は舗装されており,除雪もされているが,この先は除雪はされていない。17:15廃屋の温泉前の広場にテント設営。17:20よりテント内で夕食の準備をしながら飲み始める。17:40持ち寄りのおかずと餃子卵スープで夕食。歓談しながら飲み,食べる。19:00外は暗くなり明かりをつけるのも面倒になっており就寝となる。23:00一人で飲み直し又寝る。  

5月14日 薄曇り〜晴

 夜半から小雨が降り出すが強い降雨とはならない。5:30起床。ポツポツ程度の小雨である。6:00スープを暖め朝食。急ぐ必要が無いのでのんびりと話をしたりして過ごし出発の準備をする。テントは濡れているので張ったままにして7:00出発。残雪の二股林道を進む。7:16高圧電線の有る二股を左股に入る。大きなトドマツ植林帯を大きく曲がりながら進む。緩やかな登りであるが次第に汗をかいてくる。次第にダケカンバ,ブナ等の樹林帯となる。小沢に架かる積雪1.5m幅2m程の橋を渡り少し進むとうすゆき荘が見えて来る。8:12七曲り登山口着。意外に時間がかかりゆっくり休憩する。
 8:30七曲りの作業道を進む。積雪が多く直ぐに急斜面のトラバースとなるので,登り易そうな斜面を適当に登る。ダケカンバ,ブナの疎林の斜面の登り,3本程作業道を越え,旧鉱山跡へは西に急斜面のトラバースとなるが,トラバースを嫌い直上しはっきりとした尾根に出ることにする。標識を付けながら登る。次第に急斜面となりキックステプで慎重に登る。最後はネマガリを3m程かき分けて積雪の尾根上に出る。9:05尾根上620m。ここからは傾斜の緩い大きなダケカンバ,ブナの尾根を登る。9:20尾根上のコブ673mを北側から巻き通過。緩やかに下り9:27広いコル660mを通過。尾根状は無くなり南に雪崩の跡がある長万部岳を見ながら,主稜線を目指しトラバース気味に西を目指して登る。
 9:35〜50高度690m付近で小休止。行動食を取り水分補給でのんびりと長万部岳を眺めながら休憩。頂上への北尾根は積雪で亀裂も有る。登るならば北西の樹林帯の急斜面しかルートは無いようである。この付近からは長万部岳冬山コースとの大きな標識が出て来る。標識に従い西にトラバースしながら高度を上げる。主稜線近くになり,小沢状を渡り南のはっきりとした尾根に上がる。夏道の沢状を歩き尾根に出るのがこの尾根であろう。
10:10広い主稜線コル760mに出る。西の風が多少有る。長万部岳取付きでNTさんは待つ亊になる。夏道の北尾根は全面積雪で中段から下で積雪層が異なっており雪崩の危険で有る。北西面の結構急な樹林帯を登る意外にルートは無い。ザラメ状の積雪をキックステップで登る。なるべく雪崩れの無さそうな斜面を登る。途中から雪が薄く膝までのラッセルとなり,あまり気持ちが良くないので10:20高度820m付近で下山とする。慎重に下り10:28NTさんの待つコル着。行動食を取りながら休憩。天気は晴で申し分ないが積雪が多く,不安定で有ることを登頂断念した理由にして納得する。
 10:45下山開始。来たトレース通りに付けた標識を外しながら下山を続ける。11:13尾根下降点620m地点。急斜面を慎重に下る。11:25七曲り登山口着。行動食を取り休憩。11:40下山開始。林道を黙々と歩く。12:11二股通過。12:23幕営地の旧大峰温泉前着。暖かい日差しの中,テント撤収し昼食を取りのんびりと休憩。12:50函館へ出発。15:00亀田支所にて解散。
良い天気に恵まれましたが,想像以上の積雪の多さで,北尾根の雪の不安定さ等で登頂出来ませんでした。積雪は稜線近くの木の幹回りの融雪穴で3mは有りました。  (N記)

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