七飯岳(函館岳連冬山研修会) 南尾根コース  平成19年2月25日

メンバー 会員6名,函館山の会5名,今金山岳会2名

 6:50亀田支所出発。7:10七飯城岱牧場への道車止め着。7:30過ぎまでに参加予定者集合。小雪が降り始め見る間に1cm程積もる。天気予報はピカピカの快晴予報である。7:47小雪の中出発。積雪が少なくスキー使用は不可能と判断し,ワカンを持っての出発となる。北に向かう右手の凍った滑り易い作業道を進む。高圧電線の下を過ぎると,右手に植林された尾根の斜面が表れる。古いがトレースが有り従って進む。作業道から右尾根への細い作業道を登る。8:02〜05尾根上の250m付近,雑木林帯入口で小休止。この頃には雪は止む。ここからは緩やかな登りの雑木林帯の中の登りで,トレースの跡を辿る。雪は少なく所々凍ったり,土が出てたりする。

 8:18採石場の作業道330m付近に出る。使用されていない状況の作業道を進み,道は切れ8:25一段上の作業道に出る。この道は使用されており泥が凍りキャタピラーの跡がついて滑り易い状況である。天気は晴れとなり,毎年状況が変わる採石場を見渡しながら,七飯岳を北に見て進む。途中から左手の斜面に入り一段上の道に出る。作業道は毎年変化しているので,その都度判断してコースを進む。
 8:45〜9:00尾根取付き410m付近の道で行動食を取りながら小休止。ここから左手道路法面の急斜面を10m程登り,ナラ,ブナ等の樹林帯を登る。樹林帯にもトレースが付いており,ラッセルの苦労は全く無いのでハイキング気分で登る。次第に傾斜が増してきて,右にトラバースして樹林帯を抜け,雪面を20m程登り9:30牧場の柵に出る。有刺鉄線は下ろされており,ここからは牧場内を七飯岳頂上を目指し緩やかに登る。牧場柵の方は雪が吹きだまり固く締まっているが,左手の方は積雪は少なく枯れ草等が出ている。
 9:40〜55高度630m付近で訓練の為アイゼンを着用する。ここから先は傾斜が増して雪面は程々の固さで,アイゼンを利かして登る訓練には良い。雪の固そうな場所を探し斜面を登る。頂上アンテナが近づくと雪質は柔らかくなる。それでも潜る程ではない。

 10:08〜15全員頂上着。頂上からは北に大沼,駒ヶ岳,横津岳等が南には函館市街地,大野平野,当別丸山,毛無山山塊,二股岳,木地挽山等が眺望出来る。平野部には雪は全く見えない状況である。アンテナ小屋の南に移動し,行動食を取りながらのんびりと休憩する。快晴,微風の暖かい中,春山の雰囲気と眺望を楽しむ。また他会の会員と情報交換したり,近況を話したりして過ごす。
 11:00記念写真を撮り下山開始。アイゼン訓練で斜面を下り,傾斜が緩くなってもアイゼン着用のまま下山を続ける。牧場柵の下から樹林帯に入りトレースを辿り下る。1:30〜35尾根取付きで小休止。快晴で暖かく汗をかいて,緊張感も薄れながら作業道を歩く。
11:53再び樹林帯に入る。12:00樹林帯を抜け尾根を下る。
 12:10車止め駐車地点に下山。12:25現地にて研修会解散。12:45亀田支所にて解散。
 函館岳連冬山研修会は過去に横津岳,二股岳等で実施してきました。今回は13名の参加者が有り,賑やかな研修会となりました。例年に無く暖かい暖冬の為,山の積雪は少なく,締まった雪質でトレースも有り,ラッセルの苦労も無い研修会となりました。アイゼンでの登高,下降に適した雪質でしたので,多少の訓練にはなったことと思います。天気にも恵まれ春山の雰囲気を楽しみながらの研修会でした。        (N記)

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