太 櫓 岳 セイヨウベツ川から北西尾根770mまで  平成19年 3月24日〜25日

メンバー 会員8名  

3月24日 曇りのち雨
 15:00亀田支所出発。途中七飯でOさんの車を置く。17:00道道北檜山八雲線左側の林道入口着。適当な駐車スペースが無く探し回り,日進峠近くの左側に駐車スペースが有る。17:10〜25テント2張り設営。
 17:40よりすり身汁を作りながら,参加者持ち寄りの酒とおかずで夕食開始。酒は日本酒,ワイン,ビール,焼酎等飲みきれない程ある。久し振りのテント泊まり山行で8名の参加者があり,賑やかな夕食となる。21:00就寝。夜半は雨が降り続いていた。

3月25日 ガス後晴 
 5:40起床。この頃には雨は上がりガスである。6:10朝食。雨で濡れたテントを撤収し7:00出発。7:03林道入口から先の道道に車を置く。7:23ワカンを付け,積雪50cm程の林道を出発。7:25セイヨウベツ川の橋を渡る。
 登りの林道を進み小沢を2本越えて回り込んだ所で7:40右手の尾根に取付く。ブナ,ダケカンバ等の緩やかな尾根を標識を付けながら進む。途中よりトドマツ植林帯も表れ小さな起伏の有る尾根を登る。ガスの為,眺望が利かないので,高度計と地図で現在地を判断しながら赤布の標識を付けながら登る。古いトレースが多少残っており我々が目指すコースと同じ様である。
 8:20〜35高度400m付近で小休止。ガスが一時切れ西の557mコブが望まれるがすぐに隠れる。ここからも広い樹林帯を登り,緩やかに下って登り返すと,広い平坦な標高点465mを通過する。トドマツ植林帯を右に見て,南に緩やかに下る。ガスの中,尾根状を求めながら,標識を付けながら南西に向かう。風は無く黙々と歩く。 9:15〜30高度550m付近にて小休止。ここからは左に沢状が見え,次第に右手の尾根状が見え始める。多少急な斜面を登り尾根上を登る。大きなブナ,ナラ,ダケカンバ等の疎林となってくる。左手に太櫓岳北西尾根の急斜面が見えるようになる。雪崩の危険が有りそうであまり気持ちは良くない。次第に傾斜は増すがまだ急とは言えない。

 10:04北西尾根合流点730m付近に出る。北西の風が強く無風の中を登って来たので寒さを感じる。ここからは急な尾根の登りとなり,右手の樹林帯の近くを登る。左は雪庇が有る心配と雪崩の心配が有る。尾根状は部分的に多少固雪の所も有り,ワカンの歯で登る。
 10:15風の強い中,ワカン,スノーシュウーでの尾根の登高は,初心者のメンバーもいるので危険と判断し,770m付近で下山とする。10:22北西尾根合流点通過。標識を回収しながら登りのトレースを下る。天気は次第に回復傾向にあり,ガスは上がり始める。
登ったコースを多少確認できる状況になる。しかし地図に現れない複雑な小さな起伏が有る。 10:45〜11:00高度450m付近で行動食を取りながら休憩。 ここからは緩やかなトレースを黙々と下る。西の557mコブは沢状の部分で頂上直下から全層雪崩が出ている。11:40林道尾根取付きに下山。林道を緩やかに下り最後は登り直して11:56駐車地点着。12:10函館へ出発。14:00亀田支所にて解散。
 天気予報では24日は曇り後雨,25日は曇り後午後から晴れで予報通りの天気状況となりました。北西尾根に出るまでは,ガスの中で風は無く暖かい状況でしたが,尾根状は低気圧の去った後に北西の強い風が吹いておりました。無理をせず770m付近で下山しましたので,来年は4月に計画したいと思います。                 (N記)

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